白き愚者は蒼穹に嗤う

ハロウィン番外編　2！！ ページ41

“部屋の外”から声が聞こえる

エマ｢おぉ〜！みんなすご〜い！！｣

ギルダ｢わぁ〜！エマかわいい！｣

ドン｢な、なかなかいいんじゃねぇか？俺！｣

レイ｢ドン…お前、自分で言うのかよ｣

ノーマン｢みんなにあってるよ！｣

ほぉ、なるほどみんなすごいんだろうな…。多分。

ギルダ｢あれ？Aは？｣

あ、やめろ！気付くな！

ノーマン｢僕ちょっと見てくるよ｣

来るな

ノーマン｢A〜？｣

ｺﾝｺﾝ

ｶﾞﾁｬｯ

来るなｧｧｧｧｧｧｧ！！！！！

｢………｣

ノーマン｢…A？なにしてるの？｣

恐らくノーマンの目には暗い部屋の中隅っこで丸まる謎の生物が映っているだろう

ノーマン｢A…？｣

｢ノーマン…。なんで俺だけこんななの？｣

ノーマン｢あぁ(察)…。それはねA…、君が駄々こねてなかなか選ばないからそれしか残らなかったからだよ。｣

｢だからって…だからって、これはないだろ…！？｣

｢なんだよ！！男がメイド服って！！！｣

ノーマン｢A…。｣

ーーーーーーーーーーーーー

ドン｢お、ノーマン！Aどうd…｣

ノーマン｢ドン…。触れないであげて｣

俺の名前はA。
ただ今絶賛、ノーマンの背中にひっつき虫中だ。

エマ｢え！A！？すごいかわいい〜！！｣

ギルダ｢ほんとだ！かわいい！｣

かわいい、かわいい、と連呼される俺を見つめているレイと目があった

レイ｢………ﾌｯ(笑)｣

｢レェェイ！！せめて一言ぐらいなんか言ってよ！！｣

レイ｢いや悪ぃwww、まぁでもロングスカートなだけマシじゃねぇかwww｣

｢クッソォ！お前たちはスゲーキマッてんのに！｣

｢そもそもレイ！なんでそんなにかっこいいんだよ！！軍服？かっこよすぎだろ！｣

レイは黒を基調として金色の装飾が映えるかっこいい軍服を着ていた。

ノーマン｢似合ってるよ、レイ｣

エマ｢うん！めっちゃかっこいい！｣

ノーマンとエマは、ペアの仮装だった。
ノーマンは教会の神父様、エマは教会のシスターの衣装だ。

似合うなっ！！

ギルダ｢でも、かなり仮装の種類が豊富よね｣

ドン｢ほんとにな！こんな多いとは思わなかった！｣

ギルダは魔女、ドンは吸血鬼の衣装だ。

そして俺はロングスカートのメイド服…。




いや、俺だけ浮きすぎだろ！！！？←

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