白き愚者は蒼穹に嗤う

ハロウィン番外編！！ ページ40

今日は”死者が帰ってくる日“…つまり

｢｢｢｢｢ハッピーハロウィン！！！｣｣｣｣｣

そう、ハロウィンだ。

ーーーーーーーーーー

エマ｢A！ハッピーハロウィン！｣

｢おぉ！エマ！ハッピーハロウィン！｣

なんの真似か、ほとんどイベント事がないこのハウスで今日はちょっとしたハロウィンパーティーが行われるらしい

だからか、ハウスのみんなは(俺も含む)朝から大はしゃぎだった。

ノーマン｢A、エマ！ちょっとこっち手伝ってくれない〜？｣

部屋の隅にいるノーマンからの収集を受けると、そこには魔女や狼男などの仮装をした下の子供達が大勢いた。

僕たちが近寄ると後ろで待機していた子供達がやってくる。

クリス｢ねぇA！このヒモ結んで〜！｣

｢はいは〜い、今やるよ｣

ｷｭｯ

｢ほら、で〜きた！｣

クリス｢ありがとうA！｣

｢どーいたしまして｣

クリス｢A達は仮装しないの？｣

｢え、俺たちは｣

俺たちはしないよと言いかけのところでエマが元気よく言った

エマ｢やるよ！｣

｢え！？｣

エマ｢ねぇ〜！ノーマン！レイ！A！｣

ノーマン｢ねぇ〜｣

心なしかエマとノーマンから圧を感じる

レイ｢……｣

｢……｣

見ろ！このレイと俺の嫌そうな顔を！！

頼む！察してくれ！！

ギルダ｢3人とも〜！行こう〜！｣

エマ｢は〜い！｣

そして、ドンはレイ。ノーマンは俺の手をつかんでまるで｢お前も道連れだ。絶対逃がさねぇ｣とでもいうかのような顔をして歩き出した

レイ｢……A。｣

｢……レイ。｣

俺達は顔を見合わせ、自分達の敗北を悟った。

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