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episode.55 ページ8

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『私も、散歩・・・敵な?』






「ふっ、なんで疑問形?」




腕に顔を乗せたまま
顔をくしゃっとして笑う







まさかこんな所で会うとは
思っていなかったから






思考が追いつかず







ヘンテコな答えしか出てこなかった







『散歩すきだから・・・』








「ふーん、

でも夜に一人で出歩くの危ないよ」






さっきまで笑っていたのに



上目遣いに優しい目をして言うから




その表情にドキッとした・・・。









『・・・そう、だよね
気をつけるよ』







無言で大きく頷く二階堂くん







『海よく来るの?』







「海好きだから」






「昼間の海もいいけど
夜の誰もいない海っていいよね」







『なんか分かる気がする』







「俺人混み苦手だし」








『そうなの?
二階堂くん遊園地とか
好きそうなイメージなのに』






「ぜんっぜん!
俺高いとこ苦手だから」






そして大きく伸びをして









「さ、明日も仕事でしょ?
帰ろ。送ってくよ」









『悪いよ、私は大丈夫だから』







「いいから!」






少し強引にそう言われ

結局家まで送ってもらう事になった








薄暗い街灯の中肩を並べて歩く









「ね、今携帯持ってる?」






『持ってるけど』







「・・・あのさ、連絡先交換しない?」







『え?』








「だめかな?」








『いいけど・・・・』






お互いスマホを取り出して



二階堂くんが番号を入力していく








「じゃぁ鳴らすね」









『うん』









すると呼び出し画面に

知らない番号が映し出された

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 二階堂高嗣   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年6月16日 22時

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