smile again. 【2】 (ページ5)

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episode.52 ページ5

. (高嗣side.)

｢てな訳でさ
次のミーティングから
ちょっと早めに行ってくんない？

女の子2人手伝ってあげてよ｣

｢了解です
僕そう言うの得意なんで。笑｣

嬉しそうに答える千賀

そうなると必然的に一ノ瀬さんと
話す機会増えるんじゃない、、？

ありえないんですけど

考えただけで嫌だ、絶対に。

そんな俺の気も知らないで

千賀もみつもげらげら笑ってる

それからしばらく仕事の話をしてた。

『じゃぁちょっと早いけど
そろそろ解散にしようよ』

俺の一言で時計に目をやる2人

｢そうだな明日もあるしな｣

｢僕今けっこうキてます。笑｣

顔が赤い千賀は酔っているのか
話口調がゆっくりだ

｢明日遅刻すんなよ千賀｣

｢もちろんで～す！！
みつさんごちそうさまでした～！

ニカまた明日～！！！｣

千賀は俺らとは逆方向だから
店の前で別れた

『あいつ上機嫌だな』

苦笑いしつつみつと同じ帰路に就く

｢･･････で？
ニカはなんで途中から
不機嫌になったの？｣

『別に。普通だよ』

｢ほんとかよ｣

『ほんとほんと』

｢ふーん、まぁいいけど
ちゃんとつかまえに行けよ｣

『はっ、！？なんの事？？』

｢まあまあ
いいからいいから｣

そう言って俺をなだめるように言い残して
いつものわかれ道へと消えていった

みつが何を言わんとしていたのか
今の俺には分からなかった。

今日は何杯呑んだか
分からないぐらい呑んじゃったな･･･

酔い醒ましに海でも
行ってみようかな

俺はまた海へと向かった。

この潮風が凄く心地いんだ

夜の海を満喫していると

｢っくっしゅん！！｣

『･･え･･･？』

近くで誰かの気配を感じた