episode.74 ページ27
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「Aちゃんお待たせ」
『誉さん
急にごめんなさい』
「いいのいいの、気にしないで」
私は昨日の夜 散々悩んだ挙句
誉さんにメッセージを送った
すぐに返事をくれて
日曜日に落ち合う事にした
待ち合わせより20分も早く
着いてしまった
店内はハロウィン仕様で
かぼちゃの飾り付けが可愛らしい
「Aちゃん何飲む?」
『えと、ミルクティーを』
「私はブラックにしようかな。
ね、かぼちゃのケーキ食べてみない?」
私が頷くと店員さんを呼んで
珈琲とミルクティーと
かぼちゃのケーキを注文してくれた
「Aちゃんこの前
言いかけた事なんだけど・・・・・・、
天音くんと別れたたんだって?」
「・・・・・・振られたんです
もう2ヶ月ぐらい経つかな・・・、
ずっと黙っててごめんなさい」
「謝る事じゃないよ・・、
それに言いにくい事だし」
『・・・・・・私
別れがこんなに辛いものだと
思っても見なかったです』
『こんな事になるなら
あの時 ちゃんと慧に話してればって、
すごく後悔してます』
「Aちゃん・・・・・・」
6年間、ずっと一緒に居た。
嫌がらせされてるだなんて
言えなくてずっと隠してきた
知られたくなかった、
慧にだけは・・・・・・
大好きだったから
愛していたからこそ
打ち明けられなかった
こんな自分
さらけ出す事ができなかった
でも慧はもう、隣にはいない・・・・・・、
涙が出そうになるのを我慢して続けた
『慧に会ったんです』
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年6月16日 22時