episode.72 ページ25
. (高嗣side.)
「薄々感じてた。
お前ミーティングの時だけ
そわそわして
パソコンの画面見ねーで
鏡ばっかチェックしてるし
仕事中でもぼーっとして
人の話ぜんぜん聞かねーしな」
「かと思えば意味わかんない
タイミングで急に張り切るし
連絡先交換しただけで
うざいぐらいテンション高いし
お前、千賀にまで対抗心
燃やしてんだろ。
んなん傍から見てたら
意識してんだろうなって
嫌でも読めちまうよ」
大半は悪口を
言われてる気がするけど
なんとなくだけど自覚は、ある。
認めざるを得ない。
言い返す言葉もなかった
「それに・・・」
『まだなんかあります?』
「目が、好きだって言ってる」
『え・・・、』
「Aちゃんを見る目は他とは違う
優しい顔してるよ」
みつの言葉に何も言えなかった
俺が一ノ瀬さんを・・・・・好き?
固まっている俺にみつは
「やっぱり気づいてなかったか
お前態度はあからさまなのに
鈍感なんだよ。笑」
そう言って目元に皺を寄せて笑った
ああ、
彼女といる時の胸のトキメキや
千賀と仲良くしてるのを見た時の
あの嫌悪感はやっぱり、
そういう事だったのか・・・・・・
不意に一ノ瀬さんの笑顔が
脳裏をよぎった
『俺、一ノ瀬さんの事・・・・・好きだ』
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年6月16日 22時