smile again. 【2】 (ページ15)

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episode.62 ページ15

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『二階堂くん？』

静かだったから
てっきりもうみんな
帰っちゃったのかと思ってた

｢どうしたの？｣

｢待ってた｣

『私を？』

「そう、この前言ったじゃん
またご飯行こって」

そう言えばこの前の時･･、

｢一ノ瀬さん誘おうと思ったら
いなくて。

でも荷物まだあったから
待ってたんだ｣

『そっか、
それじゃ行こうかな』

「みんな先に行ってるって」

『今日は誰が行くの？』

｢みつとガヤと宮田と、、千賀｣

『千賀くん･･･』

お酒あんまり強くなさそうだな･･･

鞄の中から眼鏡ケースをとって
閉まいながらそんな事を考えていると

後ろから服の裾を引っ張られた

『？』

｢･･････千賀のこと、気になる？｣

二階堂くんが目線を下げたまま
尋ねてきた

『え、ううん、なんで？』

｢仲良さそうにてたから｣

『そうかな？
誉さんや二階堂くんがいたからだよ

私人見知りするから
自分から話かけたりしないし･･･』

｢そっか、よかった。

じゃ行こっか｣

『うん･･･？』

裾から手を離して隣に並んで歩く

お店へ着く頃にはいつもの二階堂くんだった