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episode.5 ページ8
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あれから数日が経ち、お盆も過ぎて8月が終わりかけていた頃。
私は浜辺で一人、ただただ 波の音を
ぼんやりと聞いていた。
この波が、圭との思い出の日々を
全部、全部全部連れ去ってくれたらいいのに。
はあ・・・・・・・・・・・・。
これでもう何回めのため息だろう。
ふと足元に置いてある物に目を向けた。
ああ、そう言えばこのトートバッグ
圭が初めて自分で手掛けて作って
私にプレゼントしてくれたもの・・・。
ずっと使ってたから角の所が少し黒ずんでる。
これももう捨てなきゃだよね・・・・・・。
気がつけば辺りは人影もなく、真っ青だった海が
夕日の紅色に染められていた。
はあ・・・、帰ろうかな。
そう思って立ち上がった時
立ちくらみで身体のバランスを崩した。
・・・・・・・・っあ、転ぶっ!
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年5月26日 13時