smile again. (ページ38)

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episode.35 ページ38

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｢あ、･･･えと、、｣

いつもなら即答で答える二階堂くんなのに

苦い顔して渋ってるから

『さっき誘ってくれた時に言ったんです。
終電の事とか心配しくれて･･･』

北山さんがこちらに振り返る

あれ、言い訳がまずかったかな･･･

不安に思ってると

｢そ、そうそう！だから知ってんの、
どの辺かなって思って！｣

フォローしてくれた二階堂くん

北山さんもそうなんだって納得してくれたみたい

良かった･･･。

･･･でも、二階堂くんあの時私と会ったこと

隠そうとしてた、、

そんなに嫌だったのかな、、、

ちょっぴり寂しい気持ちになりかけた時

突然、

服の裾をつんつん引っ張られた

引っ張られた先には二階堂くん

胸の前で両手を合わせて(｢ありがと｣)

そう言って白い歯を見せながら笑ってた

その笑顔に、私も笑った。

ここだよー！って案内された先には

古風な感じの居酒屋さんだった

｢おっちゃん、今日4人ね｣

そう言って薄暗い廊下を北山さんと宮田さんは慣れた感じで歩いていく

･･･ついて行っていいんだよね、、、

暗いところが少し苦手な私

ちょっと怖いな･･･

そう思っていると後ろから

｢大丈夫？廊下は暗いけど個室は明るいから｣

『･･････うん。』

二階堂くんの声がして安心した