３６０ ページ10
.
誰かに揺さぶられて起きる。
目を擦ってから開けると、泥だらけのカルマも渚がいて。
｢.......終わったの？｣
赤羽｢終わったよ｣
いつの間にか観客席から降りていたが相変わらずマイキーの腕の中にいて。
ﾏｲｷｰ｢よく寝てたな｣
｢うん、ごめん重かったでしょ｣
ﾏｲｷｰ｢A軽い方だろ｣
｢ん〜わかんない｣
マイキーに抱きつくように腕を回し、また寝ようとすると頭を叩かれる。
ﾏｲｷｰ｢帰るんだから起きろよ｣
｢眠いんだもん｣
中村｢それで付き合ってないって距離感やばいっしょ｣
岡島｢やっぱりもう一線超えてんだろ？！
いやむしろ超えてると言ってくれ！！！｣
岡島を横目に見ているとマイキーは私を抱きしめてきて。
ﾏｲｷｰ｢付き合ってはねぇ。
けど、｣
｢マイキー、変なこと言ったら怒るからね？｣
ﾏｲｷｰ｢えー？いいじゃん｣
｢やだ〜｣
マイキーから離れてみんなを見る。
｢結局どっちが買ったの？｣
赤羽｢青だよ。｣
｢へぇ、やっぱり｣
潮田｢わかってたの？｣
｢わかってたって言うか、
渚、諦めなさそうだもん｣
赤羽｢せーかい。｣
｢やっぱり私も出ればよかった？
みんな怪我して無さそうだし。｣
ﾏｲｷｰ｢でも泥だらけでバイク乗られんのやだ｣
｢そりゃそうだ｣
マイキーの腕に手を絡ませてみんなを見る。
スッキリした顔をしている。
｢ってか終わったなら帰っていい？
せんせー、明日こそは面接練習よろしく〜｣
殺｢にゅや、そうでした！
明日は必ず！｣
マイキーに帰ろ？と声をかける。
ﾏｲｷｰ｢ん、帰ろ｣
始まる前に皆が着替えていた時にカバンを持ってきてて良かった。
私のカバンをマイキーが持ってくれて。
｢じゃ、また明日〜｣
手を軽く振ってマイキーと山を降りる道へと行く。
ﾏｲｷｰ｢楽しそうなクラスだな。
毎日こんなことしてんのか？｣
｢はは、まさか。
今日は意見が割れただけ。
いつもは普通に暗殺してるよ｣
ﾏｲｷｰ｢Aが変わる理由もわかった気がする｣
マイキーは私が変わった理由を一度見ておきたかったのだろうか。
私が寝ている間も真剣に見ていたらしいし。
みんなにどうなっているか聞きながら、
スポーツを観戦するように、私がこの一年どんな人たちと過ごしてきたのかを見るために。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美海(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！完結は必ずしますのでよろしくお願いします！ (2023年2月22日 7時) (
レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - なゆゆんさん» そう言ってもらえて嬉しいです🥹更新ゆっくりですが楽しみにしててください！ (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく、すごくすごく大好きです。色々と考えさせられる本当に素敵な作品だなと思いました。それに文才が天才すぎます、、時間ある時にまた更新していただけると嬉しいです。完結までついていかせてください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
なゆゆん - クロスオーバーってだけでも難しいのにどれもめちゃくちゃ面白いです！どんぐりつけ麺ってドラケンが言ったのめっちゃシュールすぎて笑えました！！ 更新すっごい楽しみーーー！！ (2023年1月29日 17時) (レス) @page34 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ふゆなさん» ありがとうございます！ (2022年12月8日 20時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2022年11月29日 22時
