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｢私が気に入らなくて殺そうとするのは別にいい。
嫌われる様なこともしているし。
それをしてくる奴にはそれ相応の対応はしているけど。
でも私は親友を殺されてまで許せるような寛大な心は持っていない。
あいつが交通事故で死んでなかったら私が殺してるほどには怒ってる。
今逃げてる半間だって見つけ出して殺したいほど。｣
鶴蝶｢はは、やっぱりあんたはあの二人の妹だな｣
｢まぁね。」
カーテンがされていない窓を見る。
冬の寒さで澄んでいる空。
｢鶴蝶は優しい。
だから蘭と竜胆が懐いたのかな。｣
鶴蝶｢懐いたって、｣
｢あの二人が心配するなんて珍しいもん。
蘭も竜胆も好き勝手してたでしょ。
特服とかどうせこの色じゃないと嫌〜とか言ってそうだし。｣
鶴蝶｢よくわかったな。｣
｢やっぱり？
まぁ.......あの二人を天竺に入れてくれてありがとう。
年少から出てきた時は何処かの男に二人を取られたって思ってたし、
最近も横浜で活動してるせいで会えなくて怒ってたけど、
蘭にも竜胆にも兄弟以外の大切な人が出来て良かった。｣
いや、それは、と鶴蝶はしどろもどろになっているが、私は結構本当に感謝している。
｢だからね鶴蝶の怪我が治って、あの二人が出てきたらさ
二人とまた会ってあげてよ。｣
鶴蝶｢！それはもちろん、｣
私はありがとう、と言い立ち上がる。
するとシャッと仕切りのカーテンが開いた。
花垣｢鶴ちゃん〜......ってあれ、Aさん？｣
｢タケミっちじゃん。｣
花垣｢なんでここに？｣
｢まぁ色々とね。
鶴蝶と知り合いなの？｣
花垣｢あ、小2まで学校が一緒で、｣
｢幼馴染みか〜いいねぇ。
ま、私はもう帰るからさ、幼馴染み同士ゆっくり話していきなよ｣
私は手を軽く降り、病室から出ていく。
自分勝手なこと、言い過ぎちゃったかな。
でもあの様子だったら稀咲が生きていたら鶴蝶も許さなかっただろう。
自分の王を、
兄として慕った彼を、
自分を庇って死んでしまったから。
もしかしたら、あの優しさなら自分にも責任を押し付けているかもしれない。
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美海(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！完結は必ずしますのでよろしくお願いします！ (2023年2月22日 7時) (
レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - なゆゆんさん» そう言ってもらえて嬉しいです🥹更新ゆっくりですが楽しみにしててください！ (2023年2月22日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく、すごくすごく大好きです。色々と考えさせられる本当に素敵な作品だなと思いました。それに文才が天才すぎます、、時間ある時にまた更新していただけると嬉しいです。完結までついていかせてください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
なゆゆん - クロスオーバーってだけでも難しいのにどれもめちゃくちゃ面白いです！どんぐりつけ麺ってドラケンが言ったのめっちゃシュールすぎて笑えました！！ 更新すっごい楽しみーーー！！ (2023年1月29日 17時) (レス) @page34 id: 2f071b2218 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ふゆなさん» ありがとうございます！ (2022年12月8日 20時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2022年11月29日 22時
