１１５ ページ15
.
カルマと磯貝の肩を借りて下に降ろされた。
ヘリポートから降りると、蘭ちゃんと竜ちゃんが抱えてくれて。
｢あはは〜、啖呵切って行ったのにダッサイな〜｣
ヘラりと笑っていると、竜胆が背中をポンポンと叩いて。
竜胆｢お前はもー寝ろ｣
蘭｢何かあったら俺らが何とかしてやるよ〜｣
竜胆が前から抱きしめてくれて。
私は竜胆の温かさとちょぅどいいリズムで目を閉じる。
渚に回すつもりなかったんだけどなぁ、
と小さく呟く。
思っていた以上に自分の体にガタが来ていたようで。
昨日と同じところの腹を蹴られたため血を吐いてしまった。
まだ痛むというのに。
痣、当分治らないだろうな、と思いながら私は眠りへと落ちた。
.
目が覚めた時にはベッドの上で。
口の周りに着いていたはずの血もなくなり、包帯は綺麗に巻き直されていた。
私とカエデのホテルの部屋。
ベッドから降りて裸足のまま部屋から出ると、数人のクラスメイトが廊下に居て。
原｢あ、起きた？おはよ〜｣
岡島｢すっかり顔色良くなったな！｣
｢.....皆大丈夫なの？｣
前原｢おうよ！
一時的なウイルスだったらしいしな〜
俺らよりAのがやばかったんだぞ？
防衛省の医療班か献血とか色々してたんだから、
ま、皆さっきまで寝てたけどな！｣
｢そっか、
......あ、お兄ちゃん達は？｣
原｢Aちゃんに着いていたけど落ち着いたから今防衛省から話を聞いているわ
もうすぐ殺せんせーの完全防御形態も終わるし海に行きましょう？｣
私は部屋に再度戻り、サンダルを履く。
部屋の前に居たのは寝込んでいた数人だ。
他の子達はどうしたのだろうか、
皆が居て、元気な顔を見せているということは他の皆も無事という事。
私は安堵しながら1番後ろを歩いて着いていく。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1813人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美海(プロフ) - ayakaさん» そう言ってもらえて嬉しいです🥺更新楽しみに待っていてください☺︎ (2021年11月15日 7時) (
レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 蓮さん» 笑い要素も必要かな〜って👍 (2021年11月15日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - もうほんとこの作品大好きすぎる😍😍いつも楽しみにしてます！ (2021年11月15日 0時) (レス) @page13 id: b36e270980 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - お兄さんが心配でならない人！！私かい、！！が好きすぎるwww (2021年11月14日 11時) (レス) @page8 id: 6d37bdf342 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 優さん» わぁ、それはすみません笑更新楽しみに待っていてください☺︎ (2021年11月11日 7時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2021年11月7日 13時
