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制服を着て戻ると、母の目は腫れていて。
男｢挨拶が遅れてすまない、
君達のお母さんと再婚をした者だ。｣
蘭ちゃんと竜ちゃんは六本木まで戻っているため、私はタクシーでここまで来た。
｢徳田Aです。
お下げ髪が蘭で、メガネをかけてたのが竜胆。｣
男｢お母さんから話は聞いてるよ｣
私はそうですか、と小さく呟いてから母を見る。
母｢椚ヶ丘に入学したのね、｣
｢........頭いいから｣
母は昔見せなかった笑顔で笑った。
母｢そっか｣
私は手を握りしめる。
制服のポケットに入れていた携帯が音を鳴らして。
｢もしもし、マイキー？｣
ﾏｲｷｰ『はよ、電話してきてたみたいだけどどうした？』
｢今日の夜の集会、私行けない｣
ﾏｲｷｰ『当事者いなくてどうすんだよ』
｢おばあちゃん、息を引き取ってさ。
お通夜とお葬式あるから｣
ﾏｲｷｰ『！
わかった』
｢うん、ありがとう｣
電話を切り、私は母を見る。
｢お母さんは今でも大嫌い。
でも、少しだけ感謝してる。
昔、お母さんがあぁだったから今の私がここにいる。
私、大切な人ができたの。
その人のためになら命だって差し出せるぐらいの人。
おばあちゃんの所に行ったから出会えた。｣
母｢そう、｣
｢......私、椚ヶ丘で一、二を争ってるんだよ、
全国模試で2位だった。
一昨日まで修学旅行だった。
お母さんが知らないことばっか私はもう体験してる。
蘭と竜胆だってそう。
あの二人、昔以上に過保護になってるんだよ
竜胆のご飯は美味しいし、
蘭はめちゃくちゃ可愛がってくれる。｣
私は一息着いてから母を見た。
｢今更母親になれなんて言わない。
て言うか母親ズラされても困る。
でもおばあちゃんの前だけ、家族で居させて。
おばあちゃんいつも言ってた。
お母さんと蘭と竜胆と私が笑いあってる姿が見たかったって。
......だから、蘭と竜胆も今日と明日だけはお願い｣
ドアの方を見ると喪服ではないが、黒の服に身を包んだ二人がいた。
蘭｢チッ
最後だからな〜｣
竜胆｢Aがいなかったらしねぇーわ｣
2人はこちらに来て私の隣に座った。
母｢わかった
貴方達に迷惑をかけた分、できることは私がするわ｣
私は小さく溜息を着く。
竜胆｢A、飯食ってねぇだろ
買ってきた｣
｢あ〜忘れてた
ありがと｣
竜胆からご飯を受け取った。
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らむねすきぴ((殴 - めっちゃ面白いですね、私大好きです作品と作者が。 (2022年6月20日 18時) (
レス) @page9 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
らむねすきぴ((殴 - なんだろう。私も同じ心情でs((( 私殴られすぎじゃね (2022年6月20日 18時) (レス) @page9 id: aa2b55b842 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - なんだろう。この小説見てるとプリンとねるねるねるね食べたくなってくる。응원합니다！ (2022年4月4日 23時) (レス) @page7 id: 63c79b7286 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 面白いです！暗殺教室も東京卍リベンジャーズも好きなので嬉しい限りです！この作品推します！更新頑張ってください (2021年9月26日 16時) (レス) id: 5cfb1f0151 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫 - めっちゃ面白いですw！応援してますっ。更新頑張ってください！ (2021年9月26日 13時) (レス) @page17 id: 00eb832e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2021年9月22日 18時
