. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

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. マイキー side .



全ての手紙に警視庁公安警察の住所が書かれていた。


なぜかは分からない。


俺はそれをまとめて髪ゴムでとめ、なぜかドレッサーの前に座り、ペンを握っていた。


『真一郎やエマ、場地、


Aのいる所に逝きます』


ただそれだけを書いて俺は先程の破り開けた手紙と一緒に新しい封筒に入れ、汚い字でAと同じように公安警察宛に書いた。


部屋のドアを開け、すぐそこに立っている部下の男に声をかける。


ﾏｲｷｰ｢おい｣


部下｢は、はい！｣


ﾏｲｷｰ｢これ、ポストに出てこい｣


部下｢かしこまりました｣


すぐに走って行く男。


俺はそれを見てからまた部屋に入る。


カチャリと鍵を閉め、深く溜息を着いた。


滅多に使わないスマホをポケットから取り出して、送れるのか分からないメールを開く。


懐かしい名前を選択し、俺はただここの住所を打ち込んだ。


ココや三途達に持っていた銃を取り上げられた。


俺が死ぬとわかっていたから。


だが俺の銃を取り上げたところで意味が無い。


幹部達も知らない、俺とAだけが知っている。


この部屋にはもしもの時のために銃が至る所に隠されていること。


俺は服の奥深くに隠された銃を取り、脳天に当てた。


怖くない。


やっと、逝けるのだから。


メールを送信し、俺はセーフティーをおろす。


サイレンサーが着いているため、見つけるのには時間がかかるだろう。


もう、


死にたいから。


見つけるのは


俺が死んでからにしてくれ。


自分で引き金を引く。


鈍い音がし、そのまま俺は倒れ込んだ。


ああ、やっと死ねる。


やっとAの所に行ける。


ゆっくりと目を閉じようとしたら、


俺の血に濡れたスマホが光った。


メールの返信が、


来たのだ。


だがそれを見ることは叶わない。








ﾏｲｷｰ｢........愛してる、A｣



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