. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

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. 6月 19日 .



公安警察の風見に寄って連れられたガラの悪い男達。


昔の容姿よりかはマシだとは思うが。


霊安室に連れてこられ、


真ん中にある台に目がいく。






風見｢彼女が徳田Aです。｣


結局ここに来たのは全員。


千冬が一虎を呼んで一人増えている。


顔にかかっている布を取ってもらうと綺麗になった彼女がいた。


青白くなってはいたが、


それでも分かる、綺麗な姿。


三ツ谷｢.......マイキー、良い嫁さん貰ったじゃん.......｣


ﾊﾟｰ｢でも再会したのがこの姿って、許せねぇよ｣


ただドラケンは一人、彼女の顔を見ていて。


風見｢龍宮寺さん、｣


ﾄﾞﾗｹﾝ｢はい？｣


風見は少しAの体にかかった布を捲る。


鎖骨部分から、胸にかけてのほんの少し。


風見｢貴方の刺青と同じもの、ですよね｣


ドラケンだけではなく、三ツ谷も目を見開いた。


双龍の刺青。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢馬鹿だろ、こいつ......｣


三ツ谷｢あぁ.....ほんとにな｣


二人の目には涙が浮かんでいて。


ﾀｹﾐﾁ｢あの、幼馴染みだからドラケンくんの......？｣


ﾄﾞﾗｹﾝ｢このドラゴンは三ツ谷が壁に落書きしたもの。

俺と三ツ谷がスミ入れた時が同じで、Aも体に入れようとしていたのを俺らが止めたんだ。｣


八戒｢そっか、タケミっちは見たことないのか、タカちゃんのスミ｣


ﾀｹﾐﾁ｢入ってることすら知らねぇよ！｣


三ツ谷｢ドラケンの反対側に入っているんだ。

Aはたまに伸びた髪の上からでも触ってた。｣


三ツ谷は鎖骨下のドラゴンの顔を触る。


三ツ谷｢......マイキー許したのか｣


ドラゴンのすぐ傍に入っている梵天のマーク。


一虎｢マイキーは遺体のこと知ってるのか？


彼奴だったら乗り込んででも来そうだが、｣


風見｢潜入している方によれば伝えていないとのことです。

........いつも銃しか使わなかった彼に蹴りを入れられたと。｣


全員、潜入している人の顔が浮かぶ。


痛そう、と思いつつ少しばかり同情をした。


風見｢火葬はこちらで手配致します。

御家族はいないとのことですが、いらっしゃいますか？｣


ﾄﾞﾗｹﾝ｢あぁ、行かせてくれ｣


三ツ谷｢俺らも｣


めくれた布を戻し、風見が顔に布をかけようとしたとき、ドラケンがAの頬に触れた。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢お疲れ、A｣



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