. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

. ページ42

.


｢それが本当やばくてさ、」


晩ご飯を食べながら私は話す。


ﾏｲｷｰ｢それ俺に話していいことなのかよ」


｢別に済んだ打ち込みのことは話していいよ」


幹部たちのことを話すわけでもないし。


｢あ、そうそう

情報提供してきた人がいるんだけどさ、

誰だったと思う？」


ﾏｲｷｰ｢聞くっつーことは俺の知ってるやつか

誰だよ」


蘭｢俺らだよ〜」


いるはずのない声の主に驚き、立ち上がる。


振り返ると、玄関に繋がる廊下のドアから入ってくる反社のやつら。


｢んでここにいんのよ

不法侵入で捕まえるわよ？」


竜胆｢そう苛立つなって、

傷口広がるぞ？」


｢誰のせいだと.....！！！！」


三途｢ふ〜ん結構いいとこ住んでんじゃん｣


ﾏｲｷｰ｢おい、」


マイキーから聞く久々の低い声。


その声に背筋を伸ばす反社。


そんな光景が懐かしく、少し笑みを零した。


ﾏｲｷｰ｢久々の夫婦の時間に不法侵入してくんな。

飯食い終わるまでそこに座って静かにしとけ」


えぇ、と声が聞こえてくる。


マイキーは睨んで私に座るように促してきて。


ﾏｲｷｰ｢それで？」


｢.......梵天の時の記憶ないくせに、ボスと姫のためにって言ってさ情報提供してきたんだよ？

それもココなんかイヌピーの最近の好みとかだけで教えてくれてさ」


笑いながら言うとマイキーも笑って。


ﾏｲｷｰ｢イヌピーで思い出したけど、ケンチンがバブくれるってさ」


｢まじ？

真一郎くんのバブどうしたっけ」


ﾏｲｷｰ｢もう古くてケンチンに渡した。

多分部品とかはそこから取ってると思う。
そろそろとほで出勤して遅刻すんなって怒られた。」



｢そりゃそうでしょ」


他愛もない話を彼らは聞いて面白いのだろうか、と思いチラリと見ると静かにこちらをじっと見ていて。


それはそれで食べにくいな、


.

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す