. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

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. ﾏｲｷｰ side .



ニュースで組織が壊滅したと報道された。


それと同時に俺はすぐにスマホを手に取り、Aに電話をかけた。


だけど、一向に繋がらない。


スマホを壊したとかだろう、


無事で、ただ忙しいだけだ、


悪い方向には考えたくない。


Aの給料で支払われているこのマンションの部屋。


一人でいるのには本当に心細くなる。


ﾏｲｷｰ｢仕事、頑張るから連絡してくれよ.......」


ソファーに足を乗せて、蹲る。


｢へぇ、頑張ってね。」


上から声が降ってきたため、顔をあげるとにっこりと笑うAがいた。


｢ただいま」


ﾏｲｷｰ｢おかえり.......！！！」


ぎゅうっと抱きつくと、痛い痛い、と声を漏らした。


ﾏｲｷｰ｢怪我してんの？」


｢銃弾を掠っただけ。

一人にしてごめんね」


Aは触れるだけのキスを落とした。


着替えてくるね、と言ったAのスーツはボロボロ。


所々に血もついていた。


本当に危ねぇことしてきたんだな、と一気に怖くなる。


喧嘩とは違う、実弾での命をかけたもの。


部屋着に着替えたAはインスタントのコーヒーをマグカップに入れ、俺の隣に座った。


｢これ私が居たところじゃん」


ニュースを見て言うA。


古びたマンション。


警察が多く立っているところが映し出されていた。


ﾏｲｷｰ｢結構やばかったって報道してるけど、」


｢あ〜

やばかったよ。それは否定できないな。」


ﾏｲｷｰ｢だから怪我して、」


｢傷痕、残るかもって言われた。」


悲しそうに言うA


部屋着の袖から顔を覗かせる包帯は痛々しく見える。


ﾏｲｷｰ｢電話でねぇのって、」


｢あ、病院いたから電源切ってたの。」


思い出したのか、スマホの電源をつけるA


｢マイキーだけじゃなくて皆から連絡来てるや

返事するのめんどくさいな〜
グループで一送ろうかな」


隣で様々な顔を見せるAを見て安堵する。


生きて帰ってきてくれてよかった。


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