. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

番外編　５ ページ37

. 全面戦争 .


式を挙げてから数ヶ月。


等々、黒の組織との全面戦争になりかけていた。


公安警察官はほとんどが家に帰れていない状況。


帰っても情報漏洩しないように十分警戒をしているほど。


家族には何が起こっているのかは黙ってる。


もしかしたら死ぬかもしれないため、皆少し開いた時間に家族に会いに行っていた。


それは私も同じ。


マイキーは何も聞いてこない。


降谷さんのことも知っているから尚更だろう。


マイキーと結婚するにあたって、何点か約束をしていた。


一つは溜め込まない事。


辛くなったらすぐに言うように、だ。


もう一つは私の仕事に関して何も言わない事、だ。


基本的に警察官の仕事と言うものは機密だ。


公安なら尚更。


だからどれだけ危険な仕事になったとしても、この約束があるためマイキーは何も言ってこない。


流石に死んだり大怪我を負ったら怒られるんどろうけど。


ﾏｲｷｰ｢帰ってきてよかったの？忙しいって言ってたじゃん」


マイキーは仕事のため、ケンちゃんの店に来ていた。


｢まぁ休養は必要だしね。
でもまた当分は帰れない。ごめんね」


そう言うとマイキーはカウンター越しに私の目の下に触れた。


ﾏｲｷｰ｢隈すごい。

寝てないの？」


｢仮眠はとってるよ」


マイキーは心配そうにこちらを見てきた。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢そこの熟年夫婦、家じゃねぇんだからいちゃつくな」


ﾏｲｷｰ｢だって隈すごいんだもん」


重たそうな荷物を持った汚れたケンちゃんが首にかかったタオルで汗を拭きながらこちらに来た。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢忙しいみたいだな
おかげでマイキーは最近ずっと俺の家に泊まってる。」


｢あはは、ごめんね

もうすぐ終わるから」


ﾄﾞﾗｹﾝ｢それって今ニュースでしてる犯罪組織のことか？
世界規模らしいな」


｢情報漏洩になるので何も言いませーん。」


ﾄﾞﾗｹﾝ｢あっそ。

ヤベェ所なんだろ？
マイキー止めそうなのに止めねぇんだな。」


ﾏｲｷｰ｢そう言う約束だしね」


乾｢A、けが人が多く出てるって聞いた」


ﾄﾞﾗｹﾝ｢死ぬなよ？」


｢........死なないよ」



約束はできないけど。


コーヒーを飲み干すと仕事用の携帯が音を鳴らした。


時間だ。


次、会えるのは全てが終わった時。


｢どんな姿でも帰ってくるから待ってて。」


私は苦笑をし、店から出た。


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