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童磨の家族は隣の県にいる。


地元はこっちだが、おじさんの転勤で隣の県に。


切られた電話の後、スマホを見る私。


「はぁ、」


溜息を着くとカナヲが急に私の腕を掴んできた。


カナヲ「ねぇ、今の、」


童磨「A、」


ニコニコと笑っている童磨がいつの間にか前に立っていた。


カナヲに掴まれた腕は、いつの間にか話されていて。


「態々迎えにこなくてもいいのに」


童磨「別にいいよ、ちょっと来ただけだしね。

とりあえず帰ろ?

俺お腹減った」


「わかったよ、

炭治郎、ごめんね六太のお迎え一緒に行けないや」


竈門「あ、あぁいいぞ」


「ほら、さっさと帰るよ」


童磨の腕を掴んで歩き始める。


童磨「おや、いつにも増して積極的だ」


「うるさい

でもまぁ感謝する」


あのまま三人で帰るのは私が持たない。


童磨「え、ほんとにどうしたの、熱?」


「ぶん殴るよ」


童磨「それは勘弁」


私は少し歩いてから振り返る。


炭治郎たちは見えない。


童磨を掴む手を離し、歩くスピードを落とした。


「皆と会えた。

でも皆記憶ないの。
中学の時みたいに簡単に迎えにこないで」


童磨「覚えてないのならいいじゃん

別に俺見て思い出すわけじゃない、」


「伊之助に殴られていいのならそれでもいいけど」


童磨「え、伊之助記憶あるの?

まって、伊之助がいるってことは琴葉もいるってことじゃん!」


「知らないよ、

犯罪だけは辞めてよね
親戚が犯罪者とか死んでも嫌。」


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作者名:美海 | 作成日時:2020年12月11日 17時

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