. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。３

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｢今こうして隣に居ることが出来て、あの頃より笑い会えていること、

ほんとうにほんとうに

今の時代に感謝しかないし、支えてくれた皆のお陰だと思っています。

杏寿郎さんには本当に辛い思いをさせてしまいました。
従兄弟が進路調査表を書き換えていなかったらキメツ学園に通うことも無く、何も思い出さずにいたでしょう。

杏ちゃん、

絶対長生きして、

絶対後悔のないように生きましょう。｣


私は手紙をおってから杏ちゃんを見る。


杏ちゃんは珍しく涙を流してくれて。


私はつられて涙を流してしまう。


煉獄｢聞いてないぞ！｣


｢言ってないもん｣


煉獄｢Aは本当に驚かせてくれるな、｣


｢杏ちゃんを驚かすのが好きだからね｣


私はふわりと笑って席に戻る。


ｱﾅｳﾝｽ『ありがとうございました！

続きましては新郎新婦のご友人の方からのサプライズです！』


｢え、｣


ｱﾅｳﾝｽ『此方のスクリーンにご注目ください！』


そう右手側に出てきたのは大きなスクリーン。


映像が映されて。


最初の写真は大正時代の時の物。


｢宇髄さんが持ってた物だ、｣


徐々に拡大されて、その写真に映る私と杏ちゃん二人が見える。


そこからは美術教師が描いた綺麗な絵で当時の事が描かれていて。


杏ちゃんと共に笑っている所や、後ろ姿の為宇髄さんからの目線なのだろう。


後ろ姿のまま杏ちゃんが居なくなり、そのまま私も居なくなった。


場面が変わり、お互いの小さい時の写真で。


私は少し噎せてしまう。


｢え、｣


煉獄｢よもや！！この写真は、｣


チラリと宇髄さんを見るとピースをしていて。


家族と協力したのか、と溜息を着く。



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