. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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授業が終わり、先生が教室から出ていった。


私は伊之助と準備室に向かう。


皆も心配なのか着いてきてくれて。


友達｢ほんとに大丈夫？
私も入ろうか？｣


｢大丈夫だよ｣


階段を登ってすぐの準備室。


伊之助がノックをして中に入る。


煉獄｢うむ！二人とも来たな！
今日は一段と集中力がなかったがどうした？｣


嘴平｢俺はいつもの事だ！！｣


煉獄｢君はそうだな！
徳田少女、君は何故目を合わせてくれない？｣


｢自覚はないんですか｣


煉獄｢む？何かしたか？｣


私は杏ちゃんを見る。


浮気なんて出来なさそうに見えるのに。


｢お正月の時、友達から電話が来たんです。
煉獄先生の事で。｣


煉獄｢俺の事か？｣


｢年が明ける四日前、女の人と何をしていたんですか？
何か隠してるんじゃないですか？｣


杏ちゃんは顔色を変えることなく口を開いた。


煉獄｢なんの事だ？｣


｢！！嘘着くんですか｣


私はスマホを取り出して善逸から送られてきた写真を見せる。


｢これを見てもそう言えますか？｣


煉獄｢！！｣


杏ちゃんは驚いて。


煉獄｢何故この写真を、

君はお正月の間日本に居なかったんじゃ｣


｢善逸に送ってもらいました。
女の人と竃門ベーカリーの前を通った時炭治郎だけではなく友達ももちろん伊之助達もいたんです

なにかやましい事があるから隠すんですよね？｣


泣きたくなる気持ちを抑えて杏ちゃんを見る。


煉獄｢それは.....｣


｢もういいです｣


私はスマホをポケットに入れる。


そして振り返ってドアに向かって歩き出した。


煉獄｢ちょ、待ちなさい！｣


杏ちゃんが私の腕をつかんだ。


｢離してください“煉獄先生”｣


私は涙を溜めた目で睨む。


掴んでいる手が緩んだところでドアを開けて逃げるように外に出た。


私は炭治郎達の隣を走って通り過ぎて屋上へと逃げた。


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