. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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ファミリーレストランで話すことに。


皆は気を使って私達二人で話すように言ってくれて、別の席に座った。


店員さんには途中で一緒になるとは伝えている。


｢へぇ、むいくんも無限城の時に｣


無一郎｢うん、でもAはもっと前に、｣


杏ちゃんが亡くなって数ヶ月後、


三ヶ月が経った頃に遠くの街で上弦だった童磨と出会い喰われた。


時透｢僕と甘味処に行くって約束してたのに｣


｢あぁ.....ごめんね｣


時透｢今世でも煉獄さんと？｣


｢うん、でも杏ちゃんは先生だから大きな声では言えないの｣


時透｢そっか。
Aと煉獄さんがまた出会えてよかった｣


むいくんは本当に姉のように慕ってくれている。


昔むいくんよく宇髄さんに恋心はないのかって聞かれていたが姉だと答えていた。


炭治郎や善逸は人の感情がそれぞれ分かるが其方も恋心はないと。


本当に慕ってくれているようで。


時透｢煉獄さんが亡くなった後のAを僕は見ていられなかった。
だから気分転換にでもとあの時甘味処に誘ったけど......｣


私が死んじゃったから。


｢無一郎は本当に優しい子だね。
ずっと心配かけて私ダメだなぁ｣


飲み物を一口飲む。


皆とは前世の話をたまにするが深いところは話していない。


私が死んだ後どうだったのかを少し聞いただけ。


だから皆が私が死んでどう思ったのかも知らないし、


皆がいつ亡くなったのかも聞いていない。


いや、聞けない。



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