. 前世は鬼殺隊、その記憶ございます。２

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高校二年 体育祭


去年と殆ど競技の順番は変わっていない。


相変わらず応援にも力の入れている学校だ。


だが今年は周りに炭治郎達がいる。


｢このクラス、絶対負けないよね〜｣


竃門｢なんでそう思うんだ？｣


｢だってリレーとか陸上部と私達でしょ？
負けるはずないでしょ｣


全国大会に出ているほどの陸上部が数人と前世の影響で走るのが早い私達。


競技の制限はない為リレーは走るのが得意な子でまとめてある。


｢他のクラスより断然有利。｣


我妻｢ま、呼吸が使えずとも体が覚えてるもんね〜」


友達が大縄跳びに出ている間にそんな話をする。


玄弥｢ま、元より負けるつもりはサラサラねぇよな｣


｢そりゃそうだけど。
てか伊之助は？｣


大縄跳びの選手じゃない伊之助がこの場にいない。


竃門｢さっき母ちゃんが来たから〜とかで出ていったが｣


｢あ〜、美人な琴葉さんね
伊之助そっくりだもんね〜｣


我妻｢あんな美人な母上とか羨ましい......！！｣


私は隣の椅子に置いていたタオルを頭にかける。


｢あー、次リレーかぁ｣


玄弥｢お、頑張れよ｣


｢頑張るけどさぁ〜｣


そう話しているとキャー！と可愛らしい歓声が聞こえてくる。


其方に目を向けると女の子がいて。


女｢煉獄先生、カッコイイ！｣


女｢やっぱスーツとじゃあ雰囲気変わるね！｣


生徒席の方に杏ちゃんが来たのか女の子に囲まれていた。


竃門｢またか｣


我妻｢いいの？あれ｣


｢別にいいんじゃなーい？｣


竃門｢でもA、｣


｢付き合ってもないんだし、気にするだけ無駄無駄。
私入場門に並びに行ってくる｣


椅子から立ち、私は逃げるように入場門へと向かった。


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