. 前世が鬼殺隊？そんな記憶ございません【煉獄杏寿郎】

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童にぃが家に帰った後私はお風呂に入ってベッドで眠りについた。


夢を見ることはあまりない。


見るのは久々だった。


夢の中で私は刀を持っていた。


見慣れない服を着て、煉獄先生と話している。


先生は愛らしい目をしてこちらを見ていて。


場面が変わったかと思えば先生が血だらけで私に何かを言っているところ。


そこでアラームで目が覚めた。


｢はぁ.....なんなのよ｣


私は起き上がって前髪をぐしゃっと掴む。


母｢A〜？起きないと遅刻するわよ〜｣


｢はーい！｣


ベッドから降りて私は制服に着替える。


着替え終えてからスマホを持ってリビングに行くと童にぃが朝ご飯を食べていて。


｢おはよ〜｣


欠伸をしながら椅子に座ると童にぃが触っていたスマホから目を離して此方を見た。


童磨｢すっごい寝癖｣


｢うっさい｣


着替えただけだし。


お母さんが朝食を持ってきてくれて食パンに苺ジャムを塗る。


齧りながらスマホを弄る。


そうだ“きさつたい”ってこと調べよう


何かしら出てくるでしょ、


そう思いながらインターネットで“きさつたい”に着いて調べると大正時代まで“鬼”を斬っていた組織だそうで。


｢ねぇ、お母さん｣


母｢なに？｣


｢“きさつたい”って知ってる？｣


そうスマホから目を離さずに聞くとお父さんの着替えを手伝っていたお母さんの手も、お父さんの手も止まって。


父｢A、それをどこで......
まさか童磨か？｣


｢いや、学校。
なんか昨日同い年の生徒と歴史の先生に前世やら鬼殺隊やら変なこと言われてさぁ

何か知ってんの？｣


スマホから目を離し二人を見る。


母｢知らないわよ〜
お母さん達も歴史の授業で習ったくらいだからね。
ね？お父さん｣


父｢あぁ、大正時代だったかな｣


何か隠してるなぁーと思いながらも特に興味が無いためふーん、と言って話を終わらせる。


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