42 ページ42
.
そう微笑みかけると先生はニッコリと笑って。
あれ、これ昔にもあった.......
他の人たちが歩きだし、先生も足を進めようとする。
だが私は足を進めることが出来なくて。
煉獄「よもや、どうかしたのか?少女」
先生は引っ張られたと思ったのか此方を見て。
私は目を見開いて頭を抑える。
「......杏ちゃんが助けてくれて.....その後」
その後、何があったんだっけ
竃門「煉獄さーん、A?どうかしたのか?」
「!なんでもない、大丈夫。
先生すみません」
私は手を離して皆のところに行く。
カナヲ「大丈夫?」
「うん、大丈夫大丈夫
気にしないで」
あんなに鮮明に目に見えたのは初めてだ。
煉獄「ちょっと二人で抜けさせてもらう!!」
煉獄先生に腕を掴まれて屋台の間を通って皆から離れてしまう。
「ちょ、先生?!」
数分歩いて着いた先は社会科の準備室。
「先生、なんで、」
煉獄「すまない、
いてもたっても居られなかった」
ガチャリとドアの鍵を締められる。
此方の校舎は文化祭の間立ち入り禁止のため外からしか声がしない。
煉獄先生を見ると私の肩に手を置いて自分の手の上に額を置いた。
私の顔のすぐそばには先生の髪が来て。
「先生......?何をして......」
煉獄「少しだけ、
少しだけこのままで」
私は行き場のない手を煉獄先生の背中に回して。
ふわふわの髪は太陽の光に当たってキラキラと輝く。
.
605人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
中1のシスコンおねーさん - チョット今更何デスケドとりあえずブルースターすごいですね!!おめでとうございます。あと、この作品面白いですね!!面白すぎて中学の参考書やってないっすよ← (2020年4月2日 22時) (レス) id: 28236963a5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃう - 鬼滅の小説探してたら、タイトルにめっちゃひかれた( ´ ▽ ` )そしたらめちゃくちゃ面白かった!!シリーズ全部読んできたよ!美海☆様神かよ!!!て思った!!! (2020年3月30日 14時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
明石蓮(プロフ) - 初見失礼します。この作品好きです!更新頑張ってください! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 47f87a13db (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - うギャー記憶が、戻った━良かった( ´-ω-) (2020年2月17日 10時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - 記憶が戻った!このあとが楽しみです (2020年2月17日 6時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美海 | 作成日時:2020年2月13日 18時