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体育祭も終わり、制服が半袖になった。
そのため腕に巻かれた包帯が目立ってしまって。
だが皆は何も言わなかった。
鬼舞辻無惨がA組を、雄英生を確実に狙っていると分かったため訓練の力を強めた。
私も授業を受けるより其方に行く方が多くなって。
クラスの子達と会うことも少なくなっている。
久々に教室で授業を受けようと戻るとヒーロー名を決めると言うところで。
柱の所にいれば良かった、とホワイトボードを配られて思った。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢徳田さんも一応考えておいてね｣
ヒーロー名、かぁ。
私はペンをクルクルと回す。
やっぱりあれしかないか。
と思い皆が発表する中ペンを走らせた。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢徳田さん、出来た？｣
｢えぇ、｣
ホワイトボードを持って立ち、教壇に行く。
私コンッとホワイトボードを教壇に立てて。
｢空柱｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢......そ、それがヒーロー名？｣
｢私は空柱ですから。
鬼殺隊では名前で呼ばれるよりこっちで呼ばれる方が多いですし。
ほとんど私のヒーロー名ですよ｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢あ、そう言えばずっと聞きたかったんだけど、なんで“空”とか“水とかなの？”｣
｢呼吸からですよ。
私は空の呼吸を使っているから空柱。｣
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢へぇ〜、
じゃあ呼吸ってそもそも何から生まれたの？｣
呼吸か、
｢詳しくは分かりませんが原点は“ヒノカミ神楽”と言われていますね。
ヒノカミ神楽、通称日の呼吸から派生したのが私達の呼吸ですよ｣
あまりよく分かっていないようで。
まぁ私達もよく分かってないし。
そう思いながら私は自分の席に戻る。
そう言えば今日は炭治郎が禰豆子ちゃんを本部に連れてくるんだっけ。
この時代で会うのは初めてだから楽しみだなぁ。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
