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柱同士の訓練も慣れて放課後帰宅すると、縁側で炭治郎達が話していて。
｢おつかれ〜｣
そう言いながら声をかけるとその中の一人がバッと立ち上がって。
可愛い女の子。
禰豆子｢Aさん！！｣
禰豆子ちゃんだ、
タッタッタッと駆け寄ってきてくれる禰豆子は前世と変わらず可愛らしくて。
私は禰豆子ちゃんの頭を撫でる。
｢よかったね、禰豆子ちゃん｣
鬼殺隊ではないから此処に来ることは少ないらしいのだが、お館様が出入りを許可しているため時間の空いた今日来たらしい。
禰豆子｢お兄ちゃんから聞いていたけど本当に雄英だったんですね｣
｢そうだよ〜。
見えない？｣
笑いながら言うと禰豆子は横に首を振って。
炭治郎｢Aが雄英でヒーロー科だって言ったらヒーロー目指そうかな、って言い始めたんだ｣
｢え、そうなの？！｣
炭治郎から禰豆子ちゃんを見ると少し照れていて。
｢へぇ、可愛いなぁ、｣
私はニヤニヤと禰豆子ちゃんを見る。
｢あれ、でもキメツ学園って中高一貫だよね？｣
我妻｢高校は変えようと思えば変えれるんだよ、｣
嘴平｢ま、変えるやつはほとんど居ないけどな！！！｣
禰豆子｢だ、だって......｣
｢だって？｣
禰豆子｢Aさんに憧れてるから......｣
私はその言葉を聞いてポカーンと口を開ける。
｢炭治郎、今日禰豆子ちゃん置いて帰っていいよ｣
炭治郎｢何故だ？｣
｢禰豆子ちゃんを私の妹にする！！！｣
炭治郎｢じゃあダメだ！！！｣
｢えぇ！！こんな可愛い子見たことない！！｣
私は禰豆子ちゃんにギュッと抱きつく。
｢あ、でも禰豆子ちゃん。
憧れてくれてるのは嬉しいけど私、ヒーローにはならないけどそれでもヒーロー科に行きたいの？｣
そう聞くと頷く禰豆子ちゃん。
禰豆子｢だって同じ学校に通いたいですし、共通の話をしたいので.....｣
え、可愛い。
可愛いけど
｢そんなことで自分の将来決めちゃダメ。
本当にそれでいいのか考えて、本当に行く覚悟が出来たら雄英に来たらいいよ。
簡単な気持ちだけで来たら後悔しちゃうからね｣
私は禰豆子ちゃんの頭を撫でる。
一緒に学校に通いたいし、一緒にお昼ご飯も食べたい。
だけれどヒーローの道は辛いもの。
そう簡単に決めてほしくないしね。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
