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ﾏｲｸ『お？！徳田はお題の物を持たずにゴールするつもりかぁ？！』
私はゴール地点のミッドナイトの所に呼吸で行って。
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢はい！じゃあお題の物をお願いします！｣
私は紙を渡し、個性で刀を出す。
｢お題は刀、
これ私の所に置いちゃダメなお題でしょ｣
私は刀をミッドナイトに渡す。
ﾏｲｸ『ま、ま、まさかのお題は“刀”！！！
徳田の個性は“刀”だからそもそもクリアしてたってわけだぁ！！！』
ﾐｯﾄﾞﾅｲﾄ｢まぁ間違ってはいないし.....クリア！！！｣
ミッドナイトに刀を返してもらい、私は個性を解除する。
普通ならお題はここにないだろ！というものらしくて。
他の三人は必死に探しているようだ。
私の“刀”も普通ならない。
だが個性だから直ぐにクリアをしてしまったと言うわけだ。
私はミッドナイトの傍でふぁあと欠伸をする。
見回りに戻りたいなぁ、
戻った所で冨岡さんにドヤされるんだろうけど。
ﾏｲｸ『徳田暇すぎて欠伸！！！
他の三人はいつ見つけられるのか？！
グヘッ』
相澤『おい徳田』
放送で相澤先生の声が聞こえ、私は顔を上げる。
相澤『お前暇なら何かしろ』
｢何かって何をですか｣
ミッドナイトのマイクから私の声が響いて。
相澤『そうだな、お前の実力を見せるために
“障害物競走”のロボットでも出すか』
ﾏｲｸ『ちょ、イレイザー何を？！』
相澤先生が放送室から操作したのかドォン、ドォン、
とロボットがでてきて。
ロボット相手など呼吸を使わずとも斬れる。
相澤『そのロボットは障害物競走の時のと一緒だが設定が違う。
“お前を襲うぞ”』
｢面白いじゃん、｣
私は刀を出し、刃を抜く。
実力差、
見せつけてやろうじゃないの。
私はミッドナイトから離れ、声の入らないであろう所に歩いていく。
ロボットはドォンドォンと近づいていて。
そして私を潰そうと腕の部分を振り上げた。
私はニィッと笑い、刀を構える。
呼吸は使わない。
鬼が見ているかもしれないから。
だけれど代謝を上げるだけで格段に上がる。
ロボットが振り落とす時に私は直ぐに斬る。
腕の部分は粉々に地面に落ちる。
鬼の頸より柔らかい。
私は片手で刀を持ち、ロボットに斬りかかる。
機械なんかに負けるわけがない、
ロボットは胴体からバラバラになり、チリチリと落ちていく。
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
