私は彼氏の職業を知らない。【中原中也】

知らない。14 ページ15

中原 said


数時間前。


徹夜で任務に行っていて、さっき帰ってきた。



中原｢ふぁ〜あ｣


欠伸をしながら本部の廊下を歩いていると、前から芥川が。


中原｢お〜、芥川じゃねぇか。
人虎と出会ったんだって？｣



芥川｢中原幹部.....。
えぇ、途中でおかしな女が来ました。｣



おかしな女？


中原｢どんなやつだ？｣



そう聞くと芥川はポケットからチェーンに付いた指輪が出てくる。



どこかで見たような.....。


芥川｢羅生門が当たり、これを落としていきましたね｣



俺はその指輪を見せてもらう。


これ.....。



Aのだ。



中原｢芥川、これ落とした女傷つけてねぇだろうな？｣



俺は芥川を睨みながらそう聞く。



芥川｢僕の羅生門をその女は避けたので傷はついてないかと。｣



少し安心する。



中原｢その女のことは忘れろ。

これは俺が預かる。｣



芥川｢ですが.....！
なぜ、中原幹部がそこまで！｣



中原｢あぁ？
手前には関係ないだろ。｣



俺はそのままAの家に向かった。



なんで裏路地なんか行ったんだよ.....。



危ねぇって思わねぇのか、あいつは。



とにかく早く行ってこれ渡さねぇと。

知らない。15→←知らない。13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す