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日は淡々と過ぎ、中原に指定された場所に向かった。
治くんが気配を消して屋根の上から何かあった時のためにと様子を見ていた。
中原は私の着いた数分後に自身が運転する高級外車でやってきた。
車から降りた中原は歩道に達、車に持たれかかって。
人っ子一人いないこの場所。
中原｢よォ｣
｢何のよう？｣
中原｢まぁ急ぐな｣
中原は内ポケットから紙を取り出し、渡してくる。
中原｢取引だ｣
私は封筒を開け中を見る。
そこにはマフィアが何故敵連合と手を組んだのかを事細かく書かれているもので。
｢敵連合を潰すための取引ってこと？｣
中原｢あァ、わりぃ話じゃねェだろ？
彼奴らはこの“ヨコハマ”を乗っ取ろうとしている。
マフィアを乗っ取り、自分たちの物にしようとな。｣
｢殺られる前に、殺るねぇ。
探偵社には利益のない話。
まぁこのヨコハマが乗っ取られるのは困るけどポートマフィアだけで済む案件じゃない？｣
壁にもたれ掛かり、腕を組む。
中原｢利益はないが雄英の生徒は守れるぜ？｣
｢生憎、探偵社は雄英の護衛から手を引いたの。｣
中原｢だがあの場には手前の大切な幼馴染がいる、ヒーローにもなっていない彼奴らは敵連合に無残に殺されるかもなァ｣
私はカッと目を見開く。
｢喧嘩売ってんの？｣
中原｢ふっ.....言ってんだろ？これは取引だ。
俺らが流す情報によって探偵社は雄英を守れ、手前は幼馴染を守れる。
俺らは敵連合を潰すことが出来る。｣
｢断れば？｣
中原｢マフィアは手前の幼馴染なんぞ知らずに敵連合を潰す際に一緒に潰すだろうなァ｣
私は舌打ちをする。
｢マフィアは何処までも性格が悪いわね｣
中原｢まァな。
その様子だと良いみたいだが｣
おじさんから判断は任すと言われている。
こっちは幼馴染を人質に取られているようなもの。
連絡先を消しても幼馴染は幼馴染なのだから。
｢話に乗るわ、だけど少しでも裏切るような行為を見せた時は許さないから｣
中原｢あァ
こっちも本気だ、裏切りはしねェ
封筒ん中に連絡先が入ってる。
それで連絡を取る、無くすなよ｣
｢分かってるわよ｣
私は紙を折りたたみ、封筒に入れる。
こうして二度目の結託が決まった。
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美海(プロフ) - よりゆい。さん» 教えていただきありがとうございます.....！！ (2019年9月10日 16時) (
レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
よりゆい。(プロフ) - コメ失礼します...！あの、27話の太宰さん、芥川って言ってたと思うんですけど、多分太宰さんは芥川くんと呼ぶと思います...あと、28話の安吾も太宰さんのことを太宰くんと呼ぶはずです...指摘失礼しました。更新楽しみにしています...！ (2019年9月9日 23時) (レス) id: 58eba1b546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2019年9月7日 7時
