. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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清涼飲料水を体育館に持っていくと丁度休憩と重なって。



｢お待たせしました〜｣




私は籠をベンチに置き、タオルと一緒に選手に渡していく。




岩泉｢Aも飲み物飲んでおけよ、熱中症になるぞ｣




｢うん、飲む飲む｣




笑顔を崩さずに接していると、桃色の頭の彼が方を組んでくる。




花巻｢汗も深ねぇーとダメだろ？｣




なんて言いながら飲料の隣に置いてある選手用のタオルを手に取って首に掛けてくる。




｢花巻、汗臭い｣




そう言うとカチンッと固まる花巻。




花巻｢おま、そこは汗も頑張った印だね、とかだろ？！｣




松川｢Aにそんなこと求めても無理無理｣




｢正直に生きないとね、｣



花巻はそうだった、と言いながら肩に乗せていた腕を下ろした。




彼らはみんな、私が正直者で笑顔でいる気が利くマネージャーだと思っているだろう。




“作られた笑顔”だとは知らずに。




担任｢おーい、徳田！｣



｢はい｣



体育館のドアの所から担任に呼ばれる。




私は少し小走りで行くと担任の表情か少し変わった。



担任｢理事長が用意出来たと申しておりました。｣




｢そういつも通りに入金よろしく｣



小声でそう話し、私はパッと笑顔になってマネージャーの仕事に戻る。




この学校には理事長の他に私が“ポートマフィア”だと知る人が数人いる。



校長と教頭は勿論、担任と学年主任、生活指導の先生。



担任と生徒指導の先生はマフィアの構成員。




私が入学する前からの潜入員。




もし彼らが口外しようとすれば私には始末する許可が降りている。




何も知らない担任だと頻繁に理事長室に行くのを怪しむため、事情を知っている人が担任となっている。



そのため私は三年間、構成員が担任の下でここで生活してる。





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