. 仲の悪い彼に11年越しの片想い。【降谷零】

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帰りは降谷が送ると言ったため、車に乗せてもらった。




｢.....どういう訳か説明してよね
今までのことも、今日のことも。｣




降谷｢あぁ。

でもここでは話せない。｣



流石に車の中で話せとは言わない。



かと言ってレストランなどで話せる内容でもないだろう。




｢降谷の家か私の家になるけど。｣




降谷｢お前の家に行こう。｣




私の窓の外を見る。



もう外は暗くて。



降谷の車に乗る日が来るなんて思いも寄らなかった。




ある程度の場所を言っていたため直ぐに降谷は向かってくれて。



降谷｢お前は今はOLか？｣



｢まぁね
都内の企業だけど。｣



降谷｢フリーターとかだったら笑ってやったのに。｣



｢フリーターになるぐらいなら誰かと結婚して主婦になるわよ｣




あんたが忘れられないからこうしてOLをしてるってのに。




降谷｢ふーん。
ここでいいか｣




もう私の家に着いたようで。



｢地下に駐車場あるからそこに入って。｣




駐車場は部屋に一つ着く様になっているから空いている。




降谷は車を止め、荷物を持った。




私も鞄を持ち車から降りる。



降谷｢意外といい所に住んでるんだな｣



｢スポーツカーに乗ってるあんたに言われたくない｣



車に詳しくはないが見たことはある車だ。



大学時代に乗りたいと言っていた子もいたが、高いからと諦めていた。




エレベーターで部屋のある階を押す。




二人きりは慣れなくてお互いエレベーターでそれぞれ遠いところに立っていた。




チンッと可愛らしい音でエレベーターは開き、角部屋に向かう。



部屋、片付いてたっけ。



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