２. トリプルフェイスの彼女は暗殺教室出身でした

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安室 side


彼女がポアロから出ていった後、ポアロ内は騒がしくなった。



梓｢Aさんったら大胆！！｣



蘭｢ほんとラブラブですね！！｣


なんて二人からの声が高い。



僕はキスされた頬をただ触るだけだった。



コナン｢ねぇ、安室さん｣


｢なんだい？コナンくん｣



コナン｢Aさんは.....

何者？｣


その言葉に僕は目を細めた。


この子は本当に怖い子だ。



でもここで言うわけがない。



｢彼女は東安大学の学生さんだよ？
それがどうかした？｣



コナン｢そう.....｣



多分、疑っているのだろう。



岡野｢あれ？Aって.....｣


そうAが偽名を使っている事を知らないのだろう。



潮田くんが色々誤魔化していると、組織のスマホに連絡が入る。



厨房でチラッと見ると、ミモザからで。



【今日の夜8時】



ただそれだけだった。



8時か.....。


そう思いながらまたスマホをポケットに入れる。



蘭｢安室さん、馴れ初め聞かせてくださいよ！｣



そう言われ、僕は少し戸惑ったフリをする。



｢そこまで面白くないですよ？｣



それに任務で付き合ってるんだからね。



なんて思いながら適当に話すことにした。



｢数ヶ月前、Aに頼まれて一緒に不動産を回っていたんですよ｣



不動産を回ったのはホントの事。



セキュリティの高い、いいマンションがなかったからだ。




｢その時にまぁ色々ありまして.....｣



付き合っていた方が楽なんじゃないか、とかになってこの関係が始まったのだ。


かと言って“俺”は本気だが。

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