２. トリプルフェイスの彼女は暗殺教室出身でした

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｢任務完了｣



そうインカムに向かって言う。


組織の情報は取れた。



バーボンが今相手を終わらせた頃だろう。


私はすぐに部屋を出て、ホテルの廊下を歩く。



コツコツと響くヒール。


今日は本当にバーボンと二人きり。



ロビーに行くともうバーボンがいて。



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ｢遅かったですね｣



｢貴方が早いだけよ。｣



私はスルッと腕を組む。




ﾊﾞｰﾎﾞﾝ｢では行きましょうか｣



｢えぇ｣



私はインカムを外し、ホテルからバーボンと共に出る。



今日の相手は政治家の嫁だったようだ。



パーティーが行われているからか、ホテルの外も少しだけ騒がしい。


二人で駐車場まで歩いていると、カルマと寺坂が歩いてきていた。



でもベルモットのメイクでバレないだろう。



安室｢これからどうしますか？｣


｢この情報を渡さないと。｣



私はそっとポケットの上から触る。



ポケットの中にはUSBメモリーが入っているのだ。



私とバーボンが歩いていると、隣に車が止まる。


ジンのポルシェだ。


助手席の窓が開き、ジンが見える。



ジン｢メモリーは？｣


｢これよ｣


私はポケットから取り出し、渡す。


ジンはすぐにそれをしまい、私の方を向く。



ジン｢ミモザ、来週俺と任務だ。｣



ジンと？


｢.....えぇ、分かったわ。
内容は？｣



ジン｢それはまた連絡する。｣



そうジンは言い、窓を閉めた。



ウォッカが車を出し、ポルシェは居なくなって。



赤羽｢A、任務って.....？｣



その声に私とバーボンは振り返り、銃を向ける。



私とバーボンの行動に驚きを隠せていない2人。



寺坂｢おいおい、冗談はやめろよ？｣



私はカチャッとすぐに撃てるようにする。



任務の事を聞かれていた。


バーボンは銃を下ろして。


ﾊﾞｰﾎﾞﾝ｢ここで撃ってしまったら目立ちます。
一度引きましょう。｣



｢でも.....！｣



ﾊﾞｰﾎﾞﾝ｢いいから。｣



そう言われ、銃を下ろす。


同級生に本物の銃を向けることは心が痛いが、今は“ミモザ”だ。


仕方が無い。

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