その少女、ゲーマーにつき。【文スト】【太宰治】

目覚め。 ページ19

Aside

朝、陽の光が差し込んで目が覚める…

なんてオシャレなことはなく、隣で誰かが動いた音で目が覚める。

不思議に思って隣を見ると、太宰さんの綺麗な顔が此方を向いていた。

「…綺麗な顔。」

ふと私の服を見ると、昨日のままだった。

そういえば私、寝落ちしたんだった。

「…シャワー浴びるか。」

怪我、染みるかなあ。



太宰side

…水の音が聞こえる。

朦朧としていた意識が、段々と浮上してくる。

嗚呼、私、寝てしまったのか…。

人の家でぐっすり寝るなんて、私も落ちたものだ。

バタン！と大きめの音が聞こえた。

Aちゃんがシャワーを浴び終わり、出てきたってところだろうか。

「！ 太宰さん、起きましたか。おはよう御座います。」

太「嗚呼、おはよう。疲れはとれたかい？」

「お陰様で。」

そう言ってAちゃんは微笑んだ。

…今日もAちゃんが可愛い。

！今日こそ彼女と敦君の試験内容を決めなければ！

太「さて、私は帰るよ。Aちゃんと敦君の出社は明日からだ。今日はゆっくりするといい。」

「わかりました。有難う御座います。下迄、送りますね。」

…もっと彼女といたいなぁ。

或る爆弾。→←夜は更けていく。

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