訓練兵 ページ14
★★
俺の部屋の前でメガネに出くわした。
「おや？リヴァイ。凄い汗だね、まーた体に鞭打って特訓でもしてたんでしょ。」
「…まぁな。」
「今からAのところ行こうと思ってたんだけど。」
「やめとけ。泣き疲れて悲惨な顔だ。」
「Aの泣いた後の顔可愛いじゃないか。…じゃあ明日にするよ。リヴァイもまた明日！疲れ残すんじゃないよー！」
ハンジは方向転換して行った
「ちっ……本当ベタベタだ…。」
俺は自室に入りすぐシャワーを浴びて
残りの報告書をまとめた。
あいつに報告書渡しそびれた…
明日でいいか。
俺はその日報告書が終わらず
机に伏して寝てしまった。
ーーーーー
「Aさん！」
はっと目が覚める
「もうとっくに訓練開始時間過ぎてるぞ！」
ヤバい！寝過ぎた…!!!
私は慌てて着替えると皆でトロスト区へ向かった。
「昨日の今日で疲れも取れてないでしょ。Aさんだけでも休めればいいのに…」
アルミンはすぐに気を掛けてくれる。
それに比べて
「何言ってんだよアルミン！そんな甘い事言ってっから変なとこに臑ぶつけんだぞ！」
「そ！！それは今関係ないよ！！」
またいつと変わらない光景。
ただ違うのは、トロスト区の訓練兵が半分以上居ないこと。
下には血の塊が沢山あること。
エレン達はこれらに何も触れない。
「A！」
「！」
振り向くとリコさんが立っていた。
エレン達もビックリしてリコさんを見た
「…昨日は助かったよ、有り難うを言いたくてね」
「い、いえ…！そんな…」
リコさんは後ろを向いて
「何隠れてるんだ、でてきなさい。」
そこにいたのは
「あ…あの時の…」
昨日は必死だったから気付かなかったけど…よく見ると、イケメンだな…。背も高くて…。
「昨日は有り難うございました！俺、決めました。卒業後は調査兵団に入ります！」
私たちは顔を見合わせる
エレンが「おお！待ってるぜ！」と言うと
「俺、Aさんに言ったんすけど。」
カッチン…
エレンの方から何かが切れる音がした
「Aさん。」
「は…はい！」
年下の訓練兵に緊張してしまう。
「俺、ファーランと言います。卒業後は立派な兵士になって、あなたを守りたい。」
私の目を見て敬礼をした。
え…？ちょっ…
私はこんな真剣に言われたことないから戸惑う
リコさんが口を開いた
「急な告白ね。さ、訓練兵、戻りなさい。」
「はい！」と言ってファーランは走っていった。
・
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―昴→(プロフ) - キャンディさん有り難うございます！懲りずに読んでいただけると嬉しいです！完結が見えないのが辛いとこですが…。 (2017年5月18日 17時) (
レス) id: 9fe83ffb92 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - す、すごく面白かったです！ ま、また続き読みたいです！ 楽しみにまってます！ (2017年5月17日 23時) (レス) id: 925a16df80 (このIDを非表示/違反報告)
―昴→(プロフ) - xさんありがとうございます！一話目からぶっ込んだのは気まぐれです。笑だんだん忙しくなってリヴァイとも会えなくなるので、２人の時はなるべく濃い絡みを入れようと思ってます！ (2017年5月17日 11時) (レス) id: 9fe83ffb92 (このIDを非表示/違反報告)
x(プロフ) - なにこれ面白いｗｗw兵長ぶっとんでるけどそのギャップがたまらん。。6年ぶりに占ツクに遊びに来ましたがさっそく神作を見つけてしまいました。。 (2017年5月16日 22時) (レス) id: 8f324339dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2017年5月16日 20時
