エルヴィンの想い ページ11
「お、おい、A…？な、何だよ…何で泣くんだよ…？」
「A…さん…」
アルミンが私の頭に手を置いた
「よく、がんばったと思うよ…。刃を見れば分かる…闘ったんだね、巨人と…。」
「は…はぁ！？お、おいA…！巨人と闘ったのかよ…？マジで…？お前も死に急ぎ野郎だったのかよ…」
「Aさん、戻ろう、部屋まで送るよ。」
ーーー調査兵団生き残った全ての兵が壁内に戻り
エレンは巨人化し、大きな岩で門を塞いだ。
そして…
「死にてぇのか」
静かな部屋にリヴァイさんの声が響く。
エルヴィンさんも黙って私を見ている
「おい、何とか言ったらどうだ。」
「す、すみません…体が勝手に…」
私は顔を上げられない。怖くて …
「君には何を言っても無駄って事だな？」
ため息を付くエルヴィンさん。
「部屋の窓が全開だった。あそこから飛び出したのか？」
「…はい…」
「エレンといい…威勢はいいんだがな。」
エルヴィンさんは顔をうつむかせ笑った。
「エルヴィン、何がおかしい。」
「伝達が来たときのお前の顔を思い出してな」
「なっ…!!!おいそのヅラ取るぞ」
「ヅラじゃないからな。取れないぞ。」
あれ…？何で…これだけ…？
もっとこっぴどく怒られると思ってたのに…。
「A。」
「は、はい…。」
「引き続き君は特別訓練班だ。あと…今回は活躍をしてくれたとリコが絶賛していた。」
「り…リコさん…？」
「駐屯兵団所属、君と同じくらいの身長で、メガネかけている…」
「あぁ！！わかりました！リコさんって言うんだ…。」
「調子に乗るなよ。たった一匹倒すのに刃をあんなボロボロにしやがって。」
「す…すみません…。」
壁にもたれてたリヴァイさんが動いた。
「俺は報告書を書きに戻るが」
「あぁ、私はもう少し話ししてから戻ろう。」
「…余計な事言うなよ」
エルヴィンさんを睨み
リヴァイさんは部屋を出ていった。
「あの……コーヒー入れます…。」
「あぁ。気を遣わせて悪いな」
私はコーヒーを入れ、エルヴィンさんへ差し出した。
「君は勉強熱心だ。訓練も真面目に受け、人一倍正義感も強いらしい。だが、それだけでは巨人には勝てない。
今回、訓練兵を助けに巨人に向かったそうだな。
うなじを削げたのは…まぐれだ。狙えたんじゃない。偶々削げただけだ。」
エルヴィンさんはコーヒーをすすった。
私はまだまだ未熟
新兵以下の未熟者なんだ……
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―昴→(プロフ) - キャンディさん有り難うございます！懲りずに読んでいただけると嬉しいです！完結が見えないのが辛いとこですが…。 (2017年5月18日 17時) (
レス) id: 9fe83ffb92 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ - す、すごく面白かったです！ ま、また続き読みたいです！ 楽しみにまってます！ (2017年5月17日 23時) (レス) id: 925a16df80 (このIDを非表示/違反報告)
―昴→(プロフ) - xさんありがとうございます！一話目からぶっ込んだのは気まぐれです。笑だんだん忙しくなってリヴァイとも会えなくなるので、２人の時はなるべく濃い絡みを入れようと思ってます！ (2017年5月17日 11時) (レス) id: 9fe83ffb92 (このIDを非表示/違反報告)
x(プロフ) - なにこれ面白いｗｗw兵長ぶっとんでるけどそのギャップがたまらん。。6年ぶりに占ツクに遊びに来ましたがさっそく神作を見つけてしまいました。。 (2017年5月16日 22時) (レス) id: 8f324339dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すばる | 作成日時：2017年5月16日 20時
