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過去 ページ10

調査兵団の宿舎



私は自分の部屋にいた。
なんであんなつらそうな顔したんだろう。


過去に、何かあったのかな…。


トクン…トクン…


鼓動が早くなって
なぜあんな顔をしたのかどうしても知りたくなった。


私はリヴァイさんの過去を知らない。
過去を知れば分かるかもしれない…


私はリヴァイさんに買ってもらった服を棚に畳んで置くとエルヴィンさんの部屋へ足を運んだ。


エルヴィンさんならきっと知ってる…
ゴロツキだったリヴァイさんを兵士に変えたんだもん

コン コン…

ん??

コン コン

居ない…?

「はぁ…」

居ないとわかると緊張が溶けた。
だけど……それより知りたい気持ちが大きくなっていった


「…Aさん…?」

「ペトラさん…」

「……珍しいですね、団長の部屋に手ぶらで来るなんて。」

嫌味っぽく感じる…

「エルヴィン団長なら今は会議ですよ。どうしたんですか?」

ツンとした態度で私に聞いてきた。

「ペトラさんは…リヴァイさんの過去を知ってますか?」


私はドアノブを見つめ問い掛けた。


「……どうして?」

「知らないから。何も。私は今のリヴァイさんしか知らないから…」

「外、行きましょうか。知ってる限りでお話します。」


ペトラさんは先を歩きだした。

「忙しいんじゃないんですか?」


訓練とかあるんじゃ…

「あなた、今日兵長と出かけたんでしょ!?だったら今日は休息の日だってことは知ってるんじゃないの!?」

「す、すみません」

ちょいちょい。この子年下よね?メッチャタメ口だけど。てか結構私のが歳上なのに…。まぁ、、戦えない分そこは仕方ないか…。

「…兵長と長い時間いるのに。何も話さないんですね。休息日も教えてもらえないんですか?」


「近々壁外調査あるってしか聞いてないから…」

ペトラの足が止まって振り返った

「信用されてないじゃない。」

「!!!」


「あなたがきてから一月経つし。あなたは兵長の部屋で何日も寝泊まりした。兵長といる時間は…一日一日私達リヴァイ班なんかよりずっと長いじゃない。それなのになんで何も知らないの?」

冷たい目

負けないって気持ちが痛いほど伝わってくる


「どうせ紅茶入れて、掃除して、エルヴィンさんの所へ書類渡しに行くだけでしょ?」

ふっと見下された……

私はその場から去ろうとした時

「過去を知りたいんじゃないの?」


眉を寄せて私を睨んだ。









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設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , エレン   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時

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