街 ページ8
私とリヴァイさんはシーナにむかい馬車に乗った。
「わぁー、、シーナって賑やかですねぇ…」
リヴァイさんは眉間にシワを寄せた
「…ここにいる奴はみんな有力者だ。巨人の脅威を他人事のように思ってやがるような 嫌な奴ばかりだ。」
ボソッと話す。
「そうなんですか…。壁一枚多いだけでこんなに活気が違うんですね…。」
「おい、ここでいい。止めろ」
馬車を止めると
リヴァイさんは先に降りて手を差し伸べてくれる。
私はその手を取り馬車から降りた。
「服って言ったな。」
「はいっっ!」
「ここだ。」
「!このお店…自由の翼…」
「お待ちしておりました、リヴァイ兵士長様!」
「あぁ。この女の服を買いに来た。」
「これはこれは……この服は…」
「エルヴィンがここで買ったと言っていた。こいつが気に入っててな」
「有難うございます…。ここの人達は自由の翼がどれだけ日々命を削っているかを知らない。自分たちには関係ないと思っている。この店はあえて自由の翼を意識して作った店なんですよ、批判する人もいますがね。姉妹店がローゼにもありますが行かれました?」
「…いや、それは知らなかった。今度行ってみる」
「リヴァイさん!早く…早く選んでくださいっっ!!」
私は気分上々♪
リヴァイさんの服をグワングワン揺さぶった
「ちっ…、てめぇの服はてめぇで探せ。」
リヴァイさんはムスっとしている
「リヴァイさんに選んで欲しいもん。」
「そうだな…これなんてどうだ?色気ねぇからどこ行っても安心だ。」
「なに、そのおっさんが着そうな服…ま…真面目に選んでください!!!」
「俺はセンスが無いからな。」
うわー…この人は…子供じゃないんだから!まだあの時のハンジさんの言葉を根に持ってるのね…!?
「私は…センスがなくてもリヴァイさんが選んでくれた服ならどれでも良い…。だから、リヴァイさんに選んで欲しい……です。」
小さくため息をついて
周りを見渡す
「……店主。あれは何だ。」
「あれですか、あれは、昔東洋人がデザインしたものなのですよ、綺麗ですよね、ウエディングドレスって言うらしいです。」
「おい、あれ「無理です。」……じゃあてめぇでやっぱり探せ!」
ウエディングドレスを兵舎内で着てたら明らか浮くでしょ!わかるでしょ!私は私服がほしいのッッ!!
もー、いいや。自分で探そう…。
私は店内を歩いた。
ここ…デザインが私好みばっか…。
私はTシャツ、デニムパンツを手にとった。
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作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時