俺のモノ鵺 ページ6
「ちょ…ちょっと…何言ってるのかがわかりませんっ…」
「だろうな。お前の学習能力は最低レベルだからな。」
「なっ!!」
「お前が気に入った。それだけだ。」
「っ…気に入ったら…リヴァイさんはすぐモノにしちゃうの…?」
リヴァイさんは私の唇を指で撫ぜる
また…心臓が痛い…。
「…手に入るものならな。お前はどうなんだ。お前が今一番欲しいモノはなんだ」
「わ…私の欲しいものは……服…です…。」
「……」
みるみる眉間にシワが寄ってきた
なんで?素直に答えてるのに…
「…?」
「他には ねぇのか」
なんでそんな苛々してるのっ!?
「な、無いです…今のところは…」
「ちっ…そうかよ」
ドガッと向かいのソファーに寝転がる
「あっ、紅茶を淹れますね!」
私はワタワタ紅茶を淹れる
『お前が気に入った。それだけだ』
かぁぁぁぁぁぁ//////////////
た…立ち眩みが…
くっさいセリフもリヴァイさんが言うとカッコイイとしか感じないよ…
もう……
私みたいなのをそんな大事にしたって…
あ…
現実に戻される
大事にしたって…意味がない…。
弱肉強食の世界で
私のような最弱をどうして人類最強が気にいるの?
違う…。面白がってるだけだ。最低レベルで奇行種みたいな馬鹿女だもん。
……いらいらしてきた。
ドキドキもバカバカしく感じてきたよ
私は紅茶をリヴァイさんに差し出す。
「あの」
「…なんだ」
「調査兵団に私もなりたいって言ったら...」
ブフッ!!!!
「きったねぇな…服が汚れちまったじゃねぇか」
「いえ、それリヴァイさんの口から出たものです」
なんか私が汚したみたいに睨んできたけど…
「着替える」
「どうぞ。」
「……」
「?」
「なんだ、俺の体見慣れたのか。」
「見ないようにするからいいんです」
私は目を瞑って紅茶を飲んだ
「……」
「いつまで目閉じていやがる」
パチッ
「ぬぁぁぁぁッッッッ!!!!!////////////」
ちょちょちょ…待って待って!着替えてないじゃんっ!そんで近い!!!
「てめぇは俺がほしいとは思わないのか?」
「はっ!?おおお思った事!?めめ滅相もございません!!ありません!そんなフシダラなッッ!!上着着てッッ!!」
どうしよう…なんか今日の兵長様オカシイ……!!
「…俺はお前がほしいがな」
無理無理無理ッッ!!
ブフッッ
「……てめぇ……」
ピョピョ
「どんだけ興奮してやがる。新しい服に血がついたじゃねぇか。」
私
は
失
神
し
た
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作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時