検索窓
今日:29 hit、昨日:1 hit、合計:96,562 hit

調査兵団へ鵺 ページ38

『君の入団を歓迎しよう』




ついに
この制服が偽りでなく私のものになった。



私はそのままリヴァイさんの部屋へと連れて行かれた。


「あの…」

「……なんだ。」

「私…自信ないです…」

「今更何言ってやがる。てめぇはてめぇの やれることをやるんだ。そもそも自信って何だ。まさか壁外調査に連れて行かれるとでも思ったか。」

「ち、違うんですか…?」

「当たり前だ。連れてったとこで今のお前に何ができる。せいぜい木登りか巨人の餌になる程度だろうが。」

ひっ酷い…。
いや、当たってるんだけど

「それより、あの人間の皮被った大型巨人だ。あいつにだけは気をつけろ…。またお前を狙ってくるだろうからな。」

「…わかりました…」

「お前の指導をアルミン、エレンに頼んだ。」

「…指導…」

私に近づき髪を手の甲で弾く

「‘一応’お前は調査兵団だからな。巨人が街に入ってきたとき、何かあったときに役に立つ。俺も出来るだけ訓練には付いててやる。そのノー天気な頭と体に教えられることは全て叩き込め」

「う…はい…」


コンコン
「エレン・イエーガーです!」

「入れ。」

「失礼します!!」
ガチャ

エレン、アルミン。…なぜかミカサも入ってきた。




「…おい。」


「はい。」
少し緊張気味にエレンが返事した。

「後ろの獣女はお呼びじゃねぇぞ。」

ミカサは私を睨むと舌打ちをした

「なぜエレンが呼ばれて私は呼ばれない…私はいつもエレンと一緒。」

「だから言っただろミカサ!お前は呼ばれてねんだよ!つうか いつも一緒ってなんだよ!Aさんに誤解されるだろ!戻れよ!」

「いやだ…私は…」

「おい。アルミン・アルレルト。」

「はいっ!」
「そこの獣女を追い出せ。」

「は…はい!さ…ミカサ、いい子だから外にでてよう。これじゃ話が全く進まないから。」

「アルミン…私を裏切るの…!?」

「違うよ…!!…でも今はどうかこらえて…」

アルミンも大変だなあ……。
私は2人の後ろ姿を目で追った

「…おいエレン」
「は、はい。」

リヴァイさんは私に目を移すと溜め息混じりに言った。

「お前は巨人に化ける力を持っている。そしてコイツは今大型巨人に狙われている。…エレンお前には こいつに訓練時教わったことを思い出し指導をしつつ、お守り役になってもらう。理解できたか」

「ま……マジっすか…?てか…巨人に狙われてるって…どうして…」





エレンは驚きを隠せないのか私に目を移して困惑した。







訓練→←調査兵団へ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
64人がお気に入り
設定タグ:進撃の巨人 , リヴァイ , エレン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。