捜索鵺 ページ33
捜索は夜になって打ち切りになった。
「そうか…Aが居なくなったか…」
「だいたい、リヴァイがあんなこと言うから…。折角兵達とも打ち解けてきたって言うのに
「リヴァイはどうしてるんだ。」
「あー、たぶんまだ捜してるんじゃないかなぁ…。連れ去られたりでもしてたら…リヴァイが人斬りになっちゃうよぉ…あーどうしよう…」
「連れ去られてるだけならまだいいがな…」
「ちょっと!変なこと言わないでよ!私も捜してくる!」
「……捜すのはいいが、くれぐれも騒ぐなよ。面倒になる。」
「了解!」
★★
俺は 一度戻ることにした。
こう暗いと捜索なんてできない。
歩きながら帰り道も辺りを気にしながら歩いた
ガツン… シュッッ……
「!この音は…アンカーが刺さった音…誰だこんな夜に…!壁外…だと……」
俺はワイヤーぎりぎりの長さでアンカを何度か壁に刺し
そのまま上に飛び壁に上った
暗くては下が見えない。でも確かに立体機動の音がする。
誰だ…誰が居る?今朝見たアレか…?
「リヴァイ、来てたんだね」
「ハンジか、この状況わかるか」
「全然…でも、音の分析でだけど…立体機動つかってるのは二人いる…1人は多分素人並み、もう一人は……わからないけど…相当うまい気がするよ…。とりあえず一旦戻ろう、もしAが関わってたら困る。ここだけの秘密にして、エルヴィンにだけ伝えておこう。」
俺とハンジは直ぐに本部へと戻った。
「まさか、Aが練習してるなんてことない…よね」
「バカ抜かすな。あいつに立体機動は無理だ。…できるわけがねぇ……」
だが……次の日に最悪が起きた…。
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作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時