壁外鵺 ページ21
「A、起きろ。もうそろそろ出ないと間に合わない」
「あ、ご、ごめんなさい寝ちゃった…」
って…あぁぁぁ…やってしまった…
ベッドで寝かせてくれたんだ…。
「すすぐ支度しますッッ」
「そのままでいい。」
立体機動装置を付けるとそのまま
外に出た。
まだ暗い中を私達は壁に向かって歩いた。
「さ、いこうか。」
ひゃ///
私をひょいと抱きかかえると
「振り落とされないように腕を絡めて。」
そう言って、腕を首まで誘導してきた。
ヤバイ……変に緊張してきた…
私はエルヴィンさんの首に腕を絡めた。
シュッとワイヤーとガスの音と同時に勢いよく体が中に浮く
とっさに目を瞑った
次に目を開けると
…!!!凄い…!街が一気に小さく見える…!
首に絡める腕の力を入れ直した
壁の上に登るのに10秒も掛からない…これが立体機動なんだ…!!カッコイイ…
エルヴィンさんは私を抱え ブレることなくしっかり着地をした。
「みてごらん」
初めて見る壁の外
「……これが…マリア…」
まだ暗くてよくわからない
家々は壊れ
そして、巨人が寝ている
デカイ…こんな高い場所にいるのに顔のパーツがわかる。
朝日が昇って来る
寝てると思っていた巨人はこちらをじっとみていた。
「休んでいるように見えるが、ああして警戒してるんだよ」
「…メッチャ怖い」
こんな世界で…この人達は生きてるんだ…
あんなのと戦ってるんだ…
この人も
リヴァイさんも
ペトラも
。
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作者名:すばる | 作成日時:2017年5月10日 11時