両手に花 ページ19
♞♞♞
「だぁかぁらぁぁ！！てめぇは何聞いてたんだ！！！！！俺は助けたんだよ！！！」
俺はエレンの胸ぐらをつかんで怒鳴った
俺がAさんの部屋に行くのを見たあと
ミカサに強引に居残りで立体機動訓練させられたらしく
相当苛ついてんだろうな。同じこと何回も聞いてきやがる
「なんでジャンが意識あってAさんの意識がないんだよ！おかしいだろ！」
「てめぇほんと脳みそに俺の言葉入れてんのか！？それもさっき言っただろぉがっっ」
「エレン…落ち着いて、私が居る！」
はぁぁ？なんて羨ましい奴なんだよてめぇは！
ミカサもAさんも独り占めってか！？
両手に花じゃねぇか！
「ミカサ…ミカサが入ると会話がおかしくなるから…」
ナイスだアルミン。
「とりあえずだ、俺がいなかったら死んでたんだぞ」
エレンは落ち着いたのか椅子から立ち上がった。
「あーわかったよ、もう俺部屋行くわ」
そう言ってエレンは談話室から出て行った。
「エレン…私も行く」
「は！？なんで地下牢にミカサがくんだよ！さっさと部屋もどれ！」
「嫌だ！Aさんばかり…」
「関係ないだろ！」
「やっぱり…あの女…エレンに色仕掛けしてエレンを困らせてる…」
「困らせてんのはミカサだろ！」
「エレン、SMしたの！？」
「してねぇよ！」
「あの…ミカサ…？どんどん間違った方向へ行ってるよ…」
何なんだこの噛み合ってない会話は…。
ってか、変な噂が流れたのミカサのせいじゃねぇのか！？
とりあえず俺は部屋に戻ってAさんのことを考えて寝ることにした。
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作者名：すばる | 作成日時：2017年5月10日 11時
