あるある ページ26
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そして次の日
予定の10分遅れで到着した、
いつも迎えに行く路地
キャスケットを深く被ったいのちゃんが
スマホをいじりながら壁にもたれて立ってた。
大｢おーい！｣
急いで車を寄せて
ウイーンと開けた窓から叫ぶと
いのちゃんはさっと助手席に乗り込んだ。
慧｢…遅い｣
大｢ごめんごめん。思ったより道が混んでたんだよ｣
慧｢早めに待ってたのに。俺は好きな人を待たさないし待たされた事もない｣
゛好きな人゛
このワードにドキンと胸が高鳴ったのを隠しながら
＿何度も謝るしかできない俺に
せっかく会えたいのちゃんははじめからずっと不機嫌だった。
慧｢見たい映画あるから連れてって｣
大｢もちろん！｣
けどね、
暗がりで隣同士っていうシチュエーションにドキドキしたのは
きっと俺だけ。
゛ねぇいのちゃん゛
ラブラブなカップルなら最高なのに
小声で呼びかけてもツンツンしても気付かずに映画に集中してた。
俺たちは間違いなく
会話もなければ目が合う事もない、
゛ただ一緒の映画を見てるだけの２人゛
だったと思う。
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ありぱん(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！嬉しいです☆いのあり書きますね。またよかったら来てやってください！ (2018年2月28日 8時) (
レス) id: 356b78428f (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 衝撃的なラストでしたが、どうなるのか気になって一気に読んでしまいました！面白かったです！いのありちゃんのハッピーエンドなお話もぜひ読んでみたいです(^^) (2018年2月28日 3時) (レス) id: ec1bc36ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありぱん
| 作成日時：2018年2月16日 23時
