決断 ページ16
その日の夜
『星が、溢れている。』
?「いいねぇ、その例え。」
『…!
「やあやあ。」
「さて、神器・天叢雲剣本霊。君の本体が壊れてきているのは感じているね。君にも相当の痛みがあるはずだ。」
『ええ…』
「そろそろ、持たないのだろう?」
『……』
「…あの子かい?人の子に、惹かれたかな?」
『……』
「困ったなぁ…だんまりか」
「本日を以て、君を輪廻の輪に入れる」
『?』
「人間の仲間入りだ。」
『!どうして…』
「
『はぁ…』
「ということで、いいかい?」
『あの子には、また会えますか?』
「会えるとも。口利きをしてあげよう。神々の約束は絶対だ。例え、末席といえどね。」
『ありがとうございます…!』
その日、夜が深まった冷たい時間
パリン
本体の折れる音がした。
26人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:米麹かもしれない | 作成日時:2023年1月28日 18時