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決断 ページ16

その日の夜



『星が、溢れている。』



?「いいねぇ、その例え。」



『…!大国主命(おおくにぬしのみこと)






「やあやあ。」

「さて、神器・天叢雲剣本霊。君の本体が壊れてきているのは感じているね。君にも相当の痛みがあるはずだ。」




『ええ…』




「そろそろ、持たないのだろう?」



『……』




「…あの子かい?人の子に、惹かれたかな?」




『……』




「困ったなぁ…だんまりか」












「本日を以て、君を輪廻の輪に入れる」



『?』



「人間の仲間入りだ。」



『!どうして…』



(えにし)には敏感でねぇ」



『はぁ…』



「ということで、いいかい?」










『あの子には、また会えますか?』



「会えるとも。口利きをしてあげよう。神々の約束は絶対だ。例え、末席といえどね。」



『ありがとうございます…!』



















その日、夜が深まった冷たい時間










パリン


本体の折れる音がした。

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作者名:米麹かもしれない | 作成日時:2023年1月28日 18時

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