47 愚問 ページ10
『タイムリミット』まで、あと1日。
今日は、病院へ問診に行った。
医者は、カルテを手に、淡々と質問を重ねる。
医者「痛みは?」
A「まだ少し」
医者「もう歩けるようだけど」
A「はい、多少なら」
医者「ふむ…回復もかなり早いようだし、大丈夫だろう。でも、無理はしてはいけないよ」
A「はい、…ありがとうございました」
軽く頭を下げて、診察室を出る。
病院から帰り、屯所に戻ってきた。
普段着の着流しのままで、沖田さんを探して歩く。
A「隊長、失礼します」
沖田「…どうしたんでぃ」
…やっぱり、沖田さんは隊長室にいた。
私は、たい焼きの袋を持ち上げて、
A「…一緒に食べましょう」
A「隊長、抹茶ミルクラテ味か、抹茶ソイラテ味、どっちがいいですか」
沖田「どう違うんでぃ、それ」
A「俺はソイラテの方が好きです。
…じゃ、早いもん勝ちですよ」
沖田さんは、結局ミルクラテを選んだ。
A「隊長、…もしも、もしもの話ですよ」
沖田「…なんだ」
A「…もしも俺が、…どこか遠くに行っちゃうとしたら。どうします?」
沖田「そんなの、本当にそうならねえとわかんねえよ」
沖田さんは、こちらを見て訝しげにしている。
A「…そっか。…そうですよね」
急に笑いがこみあげてきて。
我慢出来なくて、声を上げて笑う。
A「じゃ、期待しませんよ、俺」
涙を拭いながら、言う。
沖田「ああ、それがいい」
そう言いながら、沖田さんの顔も少し綻ぶ。
A「失礼します、隊長」
沖田さんの首に手を回し、唇で唇を塞ぐ。
そして、私の口の中から、沖田さんの口の中へ、飴玉を導く。
眠 り 薬 の 、 飴 玉 を 。
沖田「…っ───!」
沖田さんの目が濁る。そして床にどうと倒れ、
私は、するりと部屋から抜け出した。
───さよなら。
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前の更新からかなり間が空いてしまい、申し訳ございませんでした───あ!!!
しかも今回のお話書きながら「うっわ、全然意味ワカンネ」って思ってました、はい…
頑張って完結させたいんですけどね…
閲覧ありがとうございました。
ラッキーアイテム
真選組の制服
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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みほぽん(プロフ) - ミリアさん» こんなに速く反応して頂けるとすごく嬉しいです!リクエストもありがとうございます!あまり期待せずに待っててくださいw筆が遅いので…w (2017年8月21日 17時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定なら銀魂の銀時か高杉か神威の姉か妹がアニメKリボーンかワールドトリガーの世界にトリップか転生かコラボした作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張って下さいね (2017年8月21日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
みほぽん(プロフ) - パトリオット工場長兼学長。さん» ありがとうございます!!作者登録までして下さって…嬉Cです! (2016年3月21日 19時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
パトリオット工場長兼学長。(プロフ) - 読みました!面白い!かっこいい!これからも頑張ってください!! (2016年3月21日 19時) (レス) id: aaaf349175 (このIDを非表示/違反報告)
みほぽん(プロフ) - 織李さん» ありがとうございます!もっともっと面白くなるように、頑張ります! (2016年3月3日 19時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほぽん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mihoponn461/
作成日時:2016年1月4日 22時