番外編 紅い毒薔薇 5 ページ7
A「失礼致します…旦那様」
Aがおずおずと襖を開ける。
中には既に、痔之作が鎮座しており。
痔「おお、来たか。早く入れ」
Aの膳は、痔之作と向かい合うかたちで置かれ、痔之作の横には酒を注ぐ女中がいた。
Aが膳の前に座ると、直ぐに女中は出て行き、部屋には 二 人 だ け が残された。
痔「早く食べろ。飯が冷める」
Aは言われるまま、手を合わせて食事に箸をつける。
A「私めをこんな所にお呼びするからには…何か、ご用がおありで?」
既に酒がまわっているのか。
痔之作は真っ赤な顔で笑った。
痔「随分勘がいいのだな…ならば、」
Aは、痔之作の目の中に、確かに見た。
紛うこと無き…殺気を。
痔「これは、どうだ?」
痔之作が手を挙げる。
Aは咄嗟に立ち上がり、庭の方へ飛び退く。
間一髪。
先程までAが座っていた場所には、
A「くない…!」
それが、無数に刺さっていた。
Aは、自分の体の動きを制限していた着物を脱ぎ捨て、最低限の衣服だけになった。
A「しまった…脇差は自分の部屋に置いてきて…!」
畳に刺さったくないを抜き、両手に持つ。
今度は、天井から黒ずくめの刺客が飛び降りてくる。
Aは裸足で庭に飛び出した。
と、その時。
Aの体は、言う事を聞かなくなった。
A「…ぇ、」
もんどりうって庭に転がり、Aは体を強かに打った。
痔「どうだ、痺れ薬の味は?」
痔之作が、部屋の中から話しかける。
痔「お前の飯に、少し細工をさせてもらったよ…指一本動かせまい?」
刺客が五人、Aに近づいてくる。
Aは、静かに目を閉じた。
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もうそろそろ番外編も大詰めですね。
感想寄せて頂ければ嬉しいです。
今回の作者コメは宣伝ですね。
貴方を護る宝石は何?
ええ、作っちゃいましたよ。
ふーなんとか小説も更新できたよ…
心理テスト作っといて小説の更新しないのは流石に…て思ったので。
みほぽんでした。
閲覧ありがとうございました。
2016.2.28 一部修正しました。
ラッキーアイテム
真選組の制服
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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みほぽん(プロフ) - ミリアさん» こんなに速く反応して頂けるとすごく嬉しいです!リクエストもありがとうございます!あまり期待せずに待っててくださいw筆が遅いので…w (2017年8月21日 17時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定なら銀魂の銀時か高杉か神威の姉か妹がアニメKリボーンかワールドトリガーの世界にトリップか転生かコラボした作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも更新頑張って下さいね (2017年8月21日 17時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
みほぽん(プロフ) - パトリオット工場長兼学長。さん» ありがとうございます!!作者登録までして下さって…嬉Cです! (2016年3月21日 19時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
パトリオット工場長兼学長。(プロフ) - 読みました!面白い!かっこいい!これからも頑張ってください!! (2016年3月21日 19時) (レス) id: aaaf349175 (このIDを非表示/違反報告)
みほぽん(プロフ) - 織李さん» ありがとうございます!もっともっと面白くなるように、頑張ります! (2016年3月3日 19時) (レス) id: 252dd44bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みほぽん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mihoponn461/
作成日時:2016年1月4日 22時