【銀魂】アナタの命、いただきます 其ノ二【沖田総悟】

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(no side)



Aが連れ去られた次の日の朝。



屯所では、朝早くから物々しい雰囲気が漂う。


そして局長室には、近藤、土方、沖田の三人が集まっていた。



その時。



局長室の戸が遠慮がちに開き、山崎がちらと顔を出した。


沖田「…山崎っ！」


その途端、沖田は山崎に掴みかかる。


沖田「おい！昨日、何があった！？白石は…Aは、大丈夫なのか！？」


山崎「おお、落ち着いて下さい隊長…俺もAさんの今の状況については何も…」


襟首を掴まれて揺さぶられながら、慌ててまくし立てる山崎。

そこで近藤が、取り乱した沖田を窘める。


近藤「やめろ総悟！…山崎、そこに座れ。お前が知っていることを、全て話してくれ」


山崎「…はい、わかりました」




山崎「俺は…夜中に目が冴えてしまったので、カバディでもしようと、庭に出たんです」


土方「おい、夜中に何しようとしてんだ」







やがて。


山崎「すると、Aさんが突然倒れて…そのまま、その男がAさんを連れて行ってしまったんです」


山崎は、全てを話し終え、息をついた。


土方「それで全部か」


山崎「はい」


土方「…山崎、会話は聞こえなかったのか」


山崎「はい、全く…ある程度距離があったので」


土方「そうか…」




そのまま、その場にいる４人は押し黙る。


一同が真実に辿り着くまでには、もう少し時間がかかりそうだ…

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西 - この方角に福があるはずです

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