二人の契□S.Black ページ9
パチーン
乾いた音が朝の広間に鳴り響く。
『っ最低。何？その首の痕』
私は今、隣で優雅に朝食を食べているコイツに平手打ちをかました。
着崩した制服から除く、虫刺されではない赤い跡。
彼氏であるシリウス・ブラックは女癖が悪い。
それは周知の事実だが、私と交際をスタートするにあたってコイツは
〈A、女共とはもう終わりにする。約束だ〉
なんて自分から言っていたのに数日経てば、コレだ。
｢イッテ…何すんだA！｣
『結局何も変わらないんだね、シリウス。』
そう言って私はダッシュで広間を後にする。
｢は？ちょ、まてよA！あっコレか…チっ、ジェーのせいだからな！｣
後ろからアイツの焦った声が聞こえるが絶対立ち止まってやらない。
｢おい、待てってば。おい、A｣
『っ離してっ！』
｢っ誤解だ！これはジェームズがっ｣
『ジェームズ？ジェームズがその跡を付けたっていうの？見苦しい言い訳』
｢言い訳じゃねーよ！本当にジェームズが付けたんだ！｣
『そんな話信用できると思う？シリu…んっ』
強く掴まれていた腕を引かれ、彼の唇が私の言葉を遮った。
｢…約束しただろ。そんなに俺が信用できないか？｣
捨てられた犬の様な、悲しげな顔をする彼に何も言えなくなってしまった。
信用出来ない訳では無い。ただ、彼はモテるから。
私の元から簡単に去っていってしまいそうで怖い。
私と付き合うために 女の子と関係を切ったシリウス。泣きながら私に抗議してくる女の子もいた。
彼が私に飽きたら、きっと私もあの女の子のように切られる。
それが怖かった。
ジェ｢全く、君らのせいで朝食の味がしなかったよ｣
二人の契�侠�S.Black→←初恋に終幕を□L.Malfoy
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哀愁小松(プロフ) - 白昼夢さん» わー有難いお言葉誠に感謝致します。めちゃめちゃ頑張れます・・・是非今後もご贔屓にして頂けますと幸いです(^^) (2021年3月8日 11時) (
レス) id: 2b0d339761 (このIDを非表示/違反報告)
白昼夢(プロフ) - 最高かな？応援してます！これからも頑張ってください！ (2021年3月8日 1時) (レス) id: 3934a4c5e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀愁小松 x他1人 | 作成日時：2021年2月22日 1時
